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Lesson 5. 3Dスキャニング & 3Dプリンティング §21.Speckleを出力せよ

写真測量法

この方法は恐らくFab Labで最も一般的な方法になるだろう。 写真測量 法は大量に写真を撮影し、それを解釈するというやり方だ。そして、オープンソースの写真測量方のプラットフォームがいくつかある。123D Catchはそのひとつだ。これはAutodeskの製品だね。 PhotoScan はもうひとつのメジャーな写真測量ソフトだ。 そして、これらは全て同じことをすることができる。大量のの写真を撮影したあとに、ソフトウェアに、写真の中に写っているものから、その物体が何なのかを理解させるんだ。 このやり方の優れている点は、君が必要とするのはウェブカメラだけだって事だ。どのソフトも驚くほどうまく機能する。 でも、問題は山ほどある。その中の一つは、これが度量衡じゃないって事だ。 この方法で僕たちが得られるのは、君がスキャンしたい物体に似た何かだ。 幾何形状は別物だと考えたほうがいい。これらのソフトは一般的には正確じゃないんだ。他の問題点は、最適なビジュアルテクスチャを与えない限り、誤動作するってことだ。 レーザースキャナの場合、問題となるのはレーザーから照射した光が検出されなければ良いイメージが得られない点だ。 一方で、写真測量法では表面のテクスチャが手がかりになる。もし、表面が無地だとうまく機能しない。表面のテクスチャが必要なんだ。これは、画像を取り込むのに必要だ。こういうやり方によって、芸術品の3次元データを読み込むことができる。

 

Speckle そして、これらのソフトウェアの発展系がは Speckleに関する特許 だ。これらの特許は小さな光の点の集合体がが幾何的な形状を再構築する技術に関するものだ。 そして、この技術を用いてKinect スキャナが作られた。 ReconstructMe はKinectを使うためのツールだ。

 

Sence そして、この技術から Sence が開発された。 僕はそれを一つ持っているんだけれども、Senceは実にシンプルに作られている。価格も数百ドル程度だ。 では、一体Senceで何ができるのだろうか? これは今まで僕が説明したことを全て良いところ取りしたもので、これによりSpeckleが出力される。そして、Senceを動かすことで画像を取得し、その画像から幾何形状が再構築される。 これは、画像に依存しているだけではなく、Speckleを生成しているんだ。 だから、これは単に写真を撮っているだけじゃない。格段に早く、格段に信頼性の高い3次元画像を取得することができる。 また、Senceは良くも悪くも消費者用のデバイスだ。だから、操作は実に簡単だし、非常にうまく機能する。超高精細とはいかないがね。あとは、良くも悪くも何も設定を変えられない。君たちはただ使うだけで、そこから出力されるものしか得られない。 でもね、今この世にある全ての3Dスキャナの中で、これが一番簡単な方法なんだ。ものすごくら簡単で、かつ非常に高速に機能し、非常に良好な結果を与えてくれる。 だから、3Dスキャニングを始めるにあたり、Senceは超オススメだ。

つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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