Gitの使い方を学ぶ
よし、ではGitの使い方の練習をしてみようか。ラボのリポジトリにWebページを作るにあたって、GitのWebサイトは良くまとまっていて参考になる。Gitのサイトからは異なるバージョンのGitをダウンロードすることができる。ここで、ひとつ注意事項を伝えておこう。君たちが犯すであろう間違いに関する注意事項だ。
ここにWYSIWYGソフトウェアがある。これは君たちが色々いじりながら使い方を学ぼうとしているものだね。Gitは違う。いじくり回したところでGitは使いこなせない。チュートリアルを見ながら進めなければ、難しいだろう。 明らかに、このステップを飛ばした人からの質問が多い。チュートリアルを終えなければ、君たちはGitの使い方を理解することはできないだろう。チュートリアルはたくさんある。しかも、素晴らしいチュートリアルだ。一冊買って試して見てほしい。他にも色んな文献がある。 実際に、やって見たまえ。今週の課題に追加しておこう。チュートリアル(原文)をやってみなければ、理解はできないよ。いいね。これは、全然直感的じゃないんだ。 初心者は入門コースに惹かれやすい傾向がある。それらは手解きを受けるにはまさに打ってつけのように思われるからだ。しかし、学習を進めていくほど、君はそれじゃ物足りないと感じるようになってくるだろう。君たちはコマンドラインをひたすら打ち込むことになるが、僕は専らターミナルを使っている。是非、GUIを用いる場合とコマンドラインを用いる場合と両方のやり方を試してほしい。 さて、君たちに伝えなければならないことがある。暗号鍵を使う方法だ。2つの鍵がある。秘密鍵と公開鍵だ。君たちは公開鍵を手にするだろう。そして、秘密鍵(他人に知られてはいけない)を使うことで、情報を更新したり利用したりするときに君たちを特定することができるようになる。
他にもメリットがある。それはセキュリティ面でのメリットだ。君たちは、誰が君たちのデータにアクセスできるかをコントロールすることができるようになる。そして、君たちがやるべきことの1つとして鍵の生成が挙げられる。これを一連のプロセスの中で行う。これによりリポジトリを使用することができるようになり、君たちのLabも鍵を開けることができるようになる。
●HomeBrew
Homebrewはパッケージ管理ソフトだ。エセックス州の自家製ビール(Home brew)みたいなもんだ。
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(つづく)
講義の目次は【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。
※この記事はFabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。