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Lesson 2 コンピュータ支援設計-CAD/CAE §7. フリーソフトウェア

  • ahedgehogchase
  • 2017年9月9日
  • 読了時間: 4分

最も初歩的なCADツール

 さて、ここからは、実際にCADを使ってみよう。ScketchUp、123D(2017年1月にサービス終了)そして、TinkerCADは全て簡単に使えるCADツールだ。実のところ先ほど僕が説明した事柄の中のほんのちょっとの事しかできない。でも、始めるにはちょうど良い。もし、君たちがCADを使うのが初めてであったとしても、これらのツールは本当に簡単に使い始めることができる。だから、これらのツールは最初の一歩として打ってつけなんだ。

※123Dの機能は、2017年にTinkerCADやFusion360に移植された。

新興のCADツール  これらを操作できるようになったとしよう。ツールは沢山ある。新興のツールも沢山登場してきている。Shape Smithもそうだし、Floodもそうだし、MatterMachineだってそうだ。ブラウザベースのツールもある。これは、今までにない先進的なCADのコンセプトだ。しかし、それでいてめちゃくちゃ敷居が低い。すぐに始められるんだ。

美しい画像を作るなら断然Blender  次にBlenderについて話そう。Blenderは複雑な経歴を持つソフトウェアだ。Blenderは元々はコンピュータグラフィックス用のソフトウェアとして生まれた。ドットコムバブルの頃に、これはスタートアップとしてビジネスを始めたが、うまくいかなかった。彼らは、投資家に買収され、このソフトをオープンソースプロジェクトにするための財団を創設した。だからBlenderは無料で利用可能なクロスプラットフォームのコンピュータグラフィックスパイプラインだ。

このソフトウェアでは、光のレンダリングも可能だし、アニメーション編集が可能だ。これは、完全なコンピュータグラフィックススタジオなんだ。

 Blenderの欠点は、搭載されている数学エンジンが多少物足りないところだろうか。Nerbsによる計算を行うのだが、モデリングツールとしては非力だ。しかし、このソフトウェアの良いところは、表現力が求められるデザインに最適であるということだ。君たちがプロジェクトを進める中で、写真のようなリアルなレンダリング画像を作りたい時は、超良い感じに仕上げてくれる。そして、そのデータから君たちのプロジェクトに関する動画も制作することができる。これは、素晴らしいコンピュータグラフィックスパイプラインだ。だから、君たちはプロジェクトを進める上で、Blenderを使ってみることがあるだろう。このツールは、君たちのプロジェクトをレンダリングとアニメーションによるシミュレーションを行うのにまさに打ってつけのツールなんだ。そして、多くの拡張機能を使うこともできる。

 その一つが、「チョーク投げ」だ。この機能でできることは、ノードエディタを使ったものだ。ノードエディタって言うのは操作を記述したモジュールのグラフを作成する機能だ。これを使えば、もっと複雑な方法で幾何学的な記述が可能となる。Blenderではクリックしてドラッグするだけの作業だ。

 Blenderの特筆すべき点をもう一つ挙げるならば、このソフトウェアを使いこなすための環境が整っている点だ。だから、君たちはこのソフトウェアに習熟するのにそれほど時間がかからないだろう。巷にはBlenderに関するチュートリアルが五万とある。だから、ランダムに一つ選んでみるとしよう。僕が見つけたのは、Blenderで入江のアニメーションの作り方を解説したものだ。彼らがどんなものを作り上げたのか見てみよう。これが、このチュートリアルの作者が作った入江のアニメーションだ。君たちは風景や植物を作り、マテリアルを水に設定するんだ。それで、出来上がる。Blenderには物理エンジンが搭載されている。だから、それを使えば、水が落ちる様子や、物が壊れる様子をコンピュータ上に再現することができるんだ。

 このソフトをすごく気に入っているスタッフがいる。彼はこの講座全体の課題をBlenderだけでこなすことができたんだったろうか?まあ、いずれにせよ、今週の課題として、ハイクオリティなアニメーションをレンダリングしてみるってのは、超オススメだね。

つづく

講義の目次は【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。

※この記事はFabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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