top of page
  • ahedgehogchase

Lesson 2 コンピュータ支援設計-CAD/CAE §12. 関数表現(F-Rep)のCAD Antimonyの使い方 1

Antimony再び

Antimonyは無料のクロスプラットフォーム場で作動するソフトウェアだ。これはWindows上でも動く。しかし、Windows上で動かすことを僕はオススメしない。Linux上やOSXであれば簡単に設定できる。これはライブラリとしてキューティを利用している。このインストーラはだいたい1GBくらいの容量だ。そして、この後継プロジェクトであるModsプロジェクトはJavaScriptで書かれており、目下開発中だ。僕は、これからもその進捗について時々触れていこうと思う。

 では、Antimonyについて見ていこうか。これは、現在、僕のお気に入りのデザインツールだ。今、起動しているところだ。

 君たちが見ている画面はAntimonyをダウンロードしてあるコンピュータの画面だ。これをスタートさせると、2つのウィンドウが現れる。整列してみよう。ひとつはデザインのグラフを示していて、もうひとつは実際のデザインを表示している。これだね。この中央に、ピラミッド型の形状が見えるだろう。  そして、ここにピラミッド形状を記述したものが表示されている。これらはそれぞれ小さなプログラムだから立ち上げて実際にピラミッドの定義を編集することができる。ズームインしたり、ズームアウトしたりすると、少しスクリーンが点滅するが、実際に関数表現を実行している。  関数表現を理解するために、ここに例を用意した。今ここでドーナッツの形状を作ってみよう。クリックしてドラッグすればGUIに追加できる。もしくはパラメータを操作しても良いだろう。ここに見えているGUIを隠してみよう。さて、何をしようとしているかと言うと、まず、クリアして、グラフを作ろうと思う。

操作1、形状同士の結合  ピラミッド形状に、ドーナッツの形状をくっつける。ピラミッドに対してドーナッツの形を放射状に配置してみよう。この形状を関数として表現しながらね。ここで注目して欲しいのは、僕はこれを膨張させたりして大きさを変えることができるということだ。さて、ピラミッドからドーナッツ状形状を切り離そう。いくよ。これを上に動かして、傍によけるとしよう。

操作2、パラメータ操作  そして、ふたつ目の操作を行う。元の形状と同じものをここに作って、これらを接続する。でもって、こちらのパラメータをゼロにする。この形状のひとつに、そういう操作をしてやると、ドーナッツ形状になる。今、僕はピラミッドとドーナッツ形状の中間にあたる、全ての形状を作ることができる。なぜなら、オブジェクトは距離フィールドで表せられるからだ。ここで、注目して欲しいのは、ある形状とある形状の中間の形状をして作ることができるということだ。これが、ふたつ目の操作だ。 受講者:これって断面解析的な何かですか?  いや、そうじゃない。これはもっと興味深いし、もっと深遠なものだ。オブジェクトは関数で表されている。全てのオブジェクトはひとつの大きな関数で記述されているんだ。そして、僕はひとつの形状をひとつの関数として、違う形状を違う関数として取り扱っている。さっき僕がやったのは、2つの関数に中間項を挿入しているような感じのことだ。オブジェクトを距離のフィールドとして考える方法は、その他の手法とは根本的に異なるんだ。そして、一旦距離のフィールドを手にしたら、ソルバが幾何形状を表示してくれる。僕がさっき深遠な違いがあると言ったのは、そういうことなんだ。 つづく

講義の目次は【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。

※この記事はFabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

閲覧数:17回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Lesson 13. 出力デバイス §4. LEDマトリックス

●LEDマトリックス 次に紹介するのはLEDマトリックスだ。 動作しているのを見てみると、ディスプレイの一部分が表示されているのが見えるだろ? 僕はディスプレイの一部分を用いてラスタリング(画像を色のついた格子状のドットで表現すること)を行なっているんだ。 ●Charlieplexing これは便利な技で、Charlieplexingと呼ばれる。 このLEDは大量購入すると6セント

Lesson 13. 出力デバイス §3. 調光LED

●調光LED さあ、ここから僕は多くのデバイスを紹介していこう。 最初に紹介するのは、色調を変化させることのできるLEDだ。色を周期的に変えることができるんだ。 これが、その部品だ。 この部品には赤と緑の、青のLEDが1つのパッケージに含まれている。大量購入すれば、40セントで買うことができる。これらはスタジアムとかにある巨大なディスプレイに用いられていて、これがスタジアムでは1ピク

Lesson 13. 出力デバイス §2. 電源

●電源 今回の課題のゴールはたくさんのバッテリーを使うことじゃない。モバイルにしなくちゃならない場合を除いてバッテリーを使うのはお勧めしない。一般的には各Labは各種電源を取り揃えているはずだ。 今から紹介するベンダーMARLIN P. JONES & ASSOC. INC.は数多くのベンチサプライ(電源)を取り扱っている。 きっと諸君はこれらの各種電源をプロジェクトに用いることになるだ

bottom of page