top of page
  • ahedgehogchase

Lesson 3. コンピュータ制御による切断工法 §16. 光の軌跡には幅がある

光の軌跡にも幅がある

 次に、切り代について触れておこう。これはレーザーカットした後にできる。素材を置いて、レーザーが貫通するようにする。切り代は切断後に残された経路のサイズの大きさになる。つまり、レーザー光線を切断したい位置から少し外にずらしておく必要があるということだ。典型的な光線の直径は10/1000インチくらいだ。しかし、僕たちはスロットを作るのに1000分の数インチの幅でコントロールする必要があったね。つまり、狙い通りにレーザーカットするためにはビームの軌跡をずらさなけれびならない。シンプルなプリンタドライバは自動でこんな操作をしてくれない。

 ひとつ大切なことを言っておくと、FabModuleはレーザーの直径を細かく指定することができる。そして、ズラす量も設定可能だ。その直径に合った軌跡に合わせてね。このズレを自分で設定してデザインするより良いだろう?きっと自動でやりたいはずだ。僕はレーザーを使うときはこのやり方の方が好きだ。

つづく

講義の目次は【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。

※この記事はFabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Lesson 13. 出力デバイス §4. LEDマトリックス

●LEDマトリックス 次に紹介するのはLEDマトリックスだ。 動作しているのを見てみると、ディスプレイの一部分が表示されているのが見えるだろ? 僕はディスプレイの一部分を用いてラスタリング(画像を色のついた格子状のドットで表現すること)を行なっているんだ。 ●Charlieplexing これは便利な技で、Charlieplexingと呼ばれる。 このLEDは大量購入すると6セント

Lesson 13. 出力デバイス §3. 調光LED

●調光LED さあ、ここから僕は多くのデバイスを紹介していこう。 最初に紹介するのは、色調を変化させることのできるLEDだ。色を周期的に変えることができるんだ。 これが、その部品だ。 この部品には赤と緑の、青のLEDが1つのパッケージに含まれている。大量購入すれば、40セントで買うことができる。これらはスタジアムとかにある巨大なディスプレイに用いられていて、これがスタジアムでは1ピク

Lesson 13. 出力デバイス §2. 電源

●電源 今回の課題のゴールはたくさんのバッテリーを使うことじゃない。モバイルにしなくちゃならない場合を除いてバッテリーを使うのはお勧めしない。一般的には各Labは各種電源を取り揃えているはずだ。 今から紹介するベンダーMARLIN P. JONES & ASSOC. INC.は数多くのベンチサプライ(電源)を取り扱っている。 きっと諸君はこれらの各種電源をプロジェクトに用いることになるだ

bottom of page