仮留めができれば三つ目の手は要らない
つまり、部品を仮留めするために半田を使い、その後もう一度サイズを調整してやるということだ。
そうすることで、この接点は機能するようになる。このやり方を習得することは容易いことだし、ちょっとした時間で可能だ。もう一度、手作業でやってみよう。全ての接点に対して部品を仮留めして、そのまわりを半田づけしていく。
半田づけ、やるなら小さな部品から 大きな部品を最初に半田付けしてしまうというのは、よくあるミスだ。まず背の低い小さな部品から始めて、徐々に背の高い大きな部品を半田づけしていくというやり方の方が、配置しやすい。 そして、基板の中央部から初めて、外側に向けて作業を進めていく。こうすることで、配置を邪魔する部品が残らないようにすることができる。 また、半田付けを行う際、基板からガスが発生する。もし、一日中この作業をやっていたら危険だ。そういうわけで、換気をきちんとやることが重要だ。
（つづく）
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授（MIT）による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。