ついにCAMの出番
さて、次のステップはCAMだ。ここに、基板の配線のデータがある。その境界が描かれている。そして、これが僕たちが作りたい基板だ。今回、君たちの多くはFab Module (mods) を使うことになるだろう。こういう感じのものだ。 そして、僕はこれからFab Moduleを動かす。まず、PNGファイルを読み込む。説明しよう。PCB基板の標準フォーマットはGerberだ。Gerberは奇妙なフォーマットだ。その期限はフォトクラッタの古いミシンにまで遡れる。かなり馴染みの薄いフォーマットだ。 Fab Moduleは多くのフォーマットを読み込むことができる。そして、その一つがビットマップだ。どうして、僕たちがこのフォーマットを使うのか理解しておいてほしい。主な理由を説明しよう。マシニングプロセスよりはの良し悪しはご存知の通り1000分の1インチの精度に依存する。そして、これが意味するところは、基板を切削するときも1000分の1インチの精度が必要ということだ。だから、それほど精細な工程を行うのに、画像データを使うなんて、奇妙じゃないかと思うかもしれない。 でも、数千ピクセルの画像データはマシンの解像度と同程度だ。だから、これは便利なフォーマットなんだ。僕たちが使う多くのツールでこのフォーマットを使うことができるからね。
(つづく)
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。