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Introduction §6. うまくいかない時はやり方を変える

装置を製造する装置

つまり、君たちはFab Labに行って加工機をつかって、その加工機で新しい加工機を作ることができる。それは素敵なことだ。でも、問題がある。 画面の左端に示したものは、 Nadya PeekJonathan Wardがデザインしたものだ。

●プランだけでは進まない 僕たちが教えたことが実践された結果、それぞれのFab Labはこの装置を作ることができる。でも、僕たちは気づいた。単なるプランだけでこれを進めるのは非常に困難だってことに。それなのに、他のやり方で加工装置をつくることはできない。 それはあまりに高すぎる障壁だった。そこで、次のように少しステップダウンすることにした。これは彼の手がける商用バージョンからのスピンオフのひとつだ。 装置を製造する装置に関する活動だったものが、他の方向に進んで行ったんだ。

●スピンオフという方向性 装置の開発からスピンオフしたform1やUltimakerなどはその例だ。

●モジュール化という方向性 しかし、その後、第2のステージでは、0から組み立てるのではなく、モジュール化されたコンポーネントを用いるようになった。昨年(2015年)のFab Academyは本当に楽しいプロジェクトとなった。 そこではNadyaがネットワークに接続されたモータのキットを作り上げた。だから、君たちはラピッドプロトタイピングツールを使って、このキットのフレームを作ることができる。つまりプロジェクトをつくる装置を、だ。 そして、これらのモジュール化されたブロックを組み合わせてひとつの装置をね作ることができる。

つづく

講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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