top of page
  • ahedgehogchase

Introduction §9. micro LEGO and nano LEGO

近未来のテクノロジー

ここで、僕はある研究について述べておこうと思う。これは、今話したことよりも少し先のテクノロジーだ。 これは、DNAからレゴブロックを作るようなもので、ナノメートルオーダーのものが組み合わさり、ナノサイズの構造が形成されている。 僕が言いたいことは、これは細胞のような、ものが組み合わさったパーツを、ゼロから作り上げるようなものだってことだ。 この事について、また戻って話していこう。 こちらは、レゴブロックをミクロンサイズにして、マイクロサイズで組み立てたものだ。ここに例がある。 この3Dエレクトロニクスデバイスはエッチングで作られたわけじゃない。その代わりに、エレクトロニクス素材のブロックを3次元回路に組み立てる事によって製造されるんだ。 君たちはDigi Keyから多くのパーツを入手して使う事になるだろう。彼らは50万種の抵抗器などのコンポーネントを取り扱っている。 君たちが、ブロックからそれらの抵抗器を作るとしょう。君たちはどんな抵抗器でもたった3つの材料から作ることができる。それは導電性物質、絶縁性物質、そして電気抵抗だ。

●マイクロLEGO ある教え子は美しい機械を作った。それは研究用のツールだ。マイクロメートルスケールのLEGOを3次元に組み立てるんだ。これはまるで子供がLEGOブロックを組み立てるようなものだ。

しかし、今やマイクロブロックはエレクトロニクス素材で作られていて、回路を組み立てることができる。 しかも、特にLabでは実用的に使用することができるようになって、数年が経つ。でも、これはやはりまだ、研究用のツールで、これらのワークフローの開発に用いられる。この研究は、 Will Langford によるものだ。

●マイクロLEGOデザインツール 他の例だ。 Amanda Ghassaei は、マイクロLEGOをデザインするためのこの美しいブラウザベースのツールを作った。ここで、このツールを使えば、コンデンサの中にインダクタをつくることができる。絶縁体と導電体のブロックからね。君たちは幾何学的なモデリングを行うことが可能だ。導電性物質の軌跡をつくり、そのフィールドをマッピングすることができる。そして君たちは構造をコーディングするために組み立て手順のデータを書き出すことができる。 もう一度言っておくが、これらの研究用ツールは実用的に使用するという状態には遠く及ばないが、これらは組み立てたり分解したりするために、プリンティングしたり切断したりするワークフローを開発しているんだ。

受講者:それは商用ツールですか? いや、これは研究用のツールに過ぎない。安定していない。研究用途としてなら安心して使えるけれども、それほど用途は限られている。 これはシェアすることもできるだろうけれども、まだまだ時期尚早だろうね。 受講者:ありがとうございます。 ところで、質問があったら話しかけてほしい。これはビデオ会議システムだからね。みんな相互にコミュニケーションできるんだ。だから、ためらうことなく質問してほしい。

つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Lesson 13. 出力デバイス §4. LEDマトリックス

●LEDマトリックス 次に紹介するのはLEDマトリックスだ。 動作しているのを見てみると、ディスプレイの一部分が表示されているのが見えるだろ? 僕はディスプレイの一部分を用いてラスタリング(画像を色のついた格子状のドットで表現すること)を行なっているんだ。 ●Charlieplexing これは便利な技で、Charlieplexingと呼ばれる。 このLEDは大量購入すると6セント

Lesson 13. 出力デバイス §3. 調光LED

●調光LED さあ、ここから僕は多くのデバイスを紹介していこう。 最初に紹介するのは、色調を変化させることのできるLEDだ。色を周期的に変えることができるんだ。 これが、その部品だ。 この部品には赤と緑の、青のLEDが1つのパッケージに含まれている。大量購入すれば、40セントで買うことができる。これらはスタジアムとかにある巨大なディスプレイに用いられていて、これがスタジアムでは1ピク

Lesson 13. 出力デバイス §2. 電源

●電源 今回の課題のゴールはたくさんのバッテリーを使うことじゃない。モバイルにしなくちゃならない場合を除いてバッテリーを使うのはお勧めしない。一般的には各Labは各種電源を取り揃えているはずだ。 今から紹介するベンダーMARLIN P. JONES & ASSOC. INC.は数多くのベンチサプライ(電源)を取り扱っている。 きっと諸君はこれらの各種電源をプロジェクトに用いることになるだ

bottom of page