卒業証書
君たちはFab Academyを卒業すると卒業証書が授与される。これは大学への信用状みたいなものだ。これは地域的な限定があってグローバルな資格ではない。 アメリカ合衆国では、このような資格を発行する機関はその機関の不動産を基にして認定される。だから、君たちは実際に物理的な制約の上で資格を授与されることになる。
Fab Academyのような分散化されたプログラムを認定する良い方法はまだ見つかっていない。それでも、このような資格の認定方法を発明することを僕達に動機づけるのは、いずれ彼らも僕たちの活動にキャッチアップしてくるだろうことだ。 だから、君たちは卒業証書を授与される。これは、君たちのスキルや君たちが開発しようとしているもののポートフォリオに基づいて授与されるものだ。
インターンにより開かれる可能性
先ほど紹介したようなインターンは、より上級の教育機関への入学するのに役に立つだろう。あるいは、事業への投資や仕事を得るのに役にたつだろう。 興味深いことに、どこの機関がFab Academyを認可して、資格を与えているのかなんてことを訊いてきた受講者はほとんどいない。彼らが知りたいのは、どんなスキルについて学べるのかなんだ。 認可を与える権力者はそのスキルをどのように評価して良いものか分かっちゃいない。彼らが知りたいのは、君たちがどうやってモノを作るのかを知っているか、そして、そのスキルがどのようなものかってことだ。 そして、これらのスキルは途轍もなく多くの人たちが必要としているものだ。だから、この講座を通して君たちがFabの卒業証書を手にするんだ。
さらに学べるスキルを拡張したい 今、僕達はFab Academyという仕組みの中に先進的な研究を進める仕組みを整えていくプロセスの中にある。そのために僕達は他の講座を加えようとしている。 “How To Grow ...”の取り組みはものすごくうまく行っている。来年も開催する予定だ。 Michelleは、彼の講座を通してもっといろんな事をやりたいと言っている。来年の講座でね。 Michelle: 実際のところ今年もう一度開講しようとしています。初年度の講座のためにマウスや色んなものを飼育するやり方についての講義は準備万端ですからね。今年は公式に通知しなかったんですけれども、この講座を受けてみたい人はすでに60人を超えています。事前登録リストはもうあるんですよ。それにこのアイディアは8月に再始動しようとしています。ちょうど深圳でFAB 12が開催された直後です。今現在の見込みでは世界中で25から30箇所で行われる予定です。ここに登録すれば、（ほぼ）何でも育てる方法について学ぶことができます。僕はものすごく楽しみにしてますよ。色んなものを育てて過ごす日々に思いを馳せてね。 それはすごいことだね。
講座を追加してほしいというリクエストは沢山ある。そして、僕達はものすごく慎重にコースを増やして行っている。なぜ慎重にやるかというのは、僕達には基準があるからだ。それはグローバルなリーダーシップを発揮できる人材によるものでなければならない。そして、試験可能なものでなければならない。そして、これは物凄い要求かもしれないけれども、それがフロンティアを切り拓くものでなければならない。 このように、非常に慎重な姿勢で僕達は教育課程を維持しながらも拡充して行っているんだ。 今君たちが受講しているのは「How To Make...」で、新しい講座は「How To Grow...」だ。そして、次にに来る可能性が大きそうなのは機械工学に関する講座だ。 そして、インターンは僕らの提供する講座と同じく拡大している。 （ つづく ）
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授（MIT）による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。