Megan Smith はアメリカ合衆国のCTOでFab 11に参加した。
彼女はその後開催された国連総会において持続可能な開発に関するゴールに向けてプロジェクトに着手した。これは国のトップが一堂に会するかつてない規模のものだった。そしてこれがこの惑星の今後15年のロードマップだ。これは貧困問題、健康問題、教育問題のような社会問題に関するものだ。これらの問題を全て解決することがゴールだ。
しかし、彼らはどうやってそれらの課題に対処していいのか分かってはいない。だから、ホワイトハウスは単なるゴールを示すだけではなく、どのように対処するのかを示したいと考えている。だから、それらのプロジェクトの中でソリューションサミットを開催した。
移動式Fab Labでアマゾン川流域の貧困をなくす
特筆すべき例を紹介しよう。PeruのLimaの Beno Juarez が今日もこの講義を見ているはずだ。
図. FLOATING FAB LAB AMAZON
(Fab Academy 2018 Introductionのスライドより)
アマゾン川流域に住む人々の職業の選択肢は、農家になるか、兵士になるか、テロリストになるくらいのものしかない。 だから、彼はPeruのFab Labを通して彼は素晴らしいプロジェクトを進めている。先住民の集落に持続可能な製造を行うためにラピッドプロトタイピングのツールを持ち込み、移動Fab Labの活動を始めたんだ。
図. 持続可能なテクノロジー
(Fab Academy 2018 Introductionのスライドより)
国連総会で持続可能なテクノロジーについての紹介がなされたことは素晴らしいことだった。
デジタルファブリケーションと持続可能な開発 僕が会った全ての外交官は口々にこう謂った。「私達は普段あなた方のような方々とお会いすることはありませんが、持続可能な開発というものご、どれだけデジタルファブリケーションに依っているのかが分かりました。目から鱗です。」ってね。 単なる援助だけでなく、発展するための機会も大事だ。Labを設立することはその機会になりうる。 なぜなら、それぞれの国の企業は持続可能性に関する目標を掲げているが、それらの目標を達成するにはローカルなコミュニティの中でどのように行動するべきかを知らなければならないからだ。それぞれの地域ごとに、そしてグローバルな規模でね。 Benoは地元の先住民たちにどのようにツールの使い方を教えることによって、これらの持続可能性に関する目標に到達するための道筋を示したんだ。
( つづく ) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。