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Lesson 7. コンピュータ制御のマシニング §10. エンドミルの溝の数

エンドミル

さて、ここからは重要なセクションに移ろう。これはFabインベントリへのリンクだ。FabインベントリにはAndruetのセクションがある。Andruetは僕たちがツールを購買する販売店だ。 以前、PCBを切削するときはたったひとつのツールを使ったね。大型のマシニングに用いるツール選択には多くの項目があり、それはどんな加工を行うかによる。

 

●ドリルとエンドミルの違い まずはじめの区別は、ドリルとエンドミルの区別だ。 ドリルには溝が設けられている。これは先端から材料を切り取る。 エンドミルには、鋭い先端の代わりに、溝が設けられている。エンドミルは、手短に説明すると、このように素材を削ることができる。エンドミルは横方向から切削することが可能なんだ。これはちょうどドリル先端が下向きに切削していくのと対応する。エンドミルは横向きに切削する。 そして、僕たちはドリルではなく、エンドミルを用いる。 エンドミルには多くの特徴がある。

 

●エンドミルの溝の数

そのひとつは溝の数だ。 君たちは溝が2つあるエンドミルを選択することができる。このエンドミルの底を見てほしい。僕も今、底の方から見ているんだけれども、これは2つだけ溝が切られているね。溝周辺には空間が広く開けてあるね。これは、切り屑を除去するためには非常に良い構造だ。 一方で溝の数が3、4、もっと多く設けられているエンドミルもある。このような、溝の多いものを選択することもできる。 こういったエンドミルを使う理由は、それぞれの溝が小さな刃になっていて綺麗に仕上がるからだ。しかし、素材を削り取ったり、切り屑を除去する特性は劣る。だから、君たちがこのような溝の多いエンドミルを使う場面は、例えば粗削りではなく仕上げの時になるだろう。

ここでは、溝の数にはどのような意味があるのかという疑問に答えた。

(つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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