部品を手に入れよう さて、Arduinoを作るためのBOMに記載されている材料はたったの数ドルだ。だから、Arduinoを買うより、どうやって作るかを習得したほうがいい。 しかし、それを習得したあかつきには、Arduinoのワークフローを超えた、プロセッサを使うための多くの方法を学ぶ段階に移行しよう。君たちは、AVRを使う事になるだろう。AVRが今回の講義のメインだ。 では、これらを購入するにはどうすればいいだろう。
Octpartsーパーツの検索エンジン Octparts はパーツの検索エンジンだ。僕たちは例えばATtiny44を使うけれども、これを検索すると全ての種類のパッケージが画面に表示される。 そして、このサイトではそれぞれのベンダーでいくらで入手可能を知ることができる。 チップメーカーというものは過剰に生産してしまうというのが世の常だ。というのも彼らが生産を緩めている間に、経済的な要因で生産量が増え、その製品の使用量が増加するということがあるからだ。つまり、生産量と需要にはギャップがあるって事だね。 だから、君たちにはこういう入手性のスケジュール管理を確立していってほしい。 検索エンジンを使えば、誰がどこに君たちの探している製品在庫を持っているかや、どこで大量からパーツを仕入れることが可能かが分かるんだ。 DigiKey もしも、 DigiKey でAVRを、検索してみると、集積回路、マイクロコントローラなどのページに飛ぶ。 今(2016年時点)、4,008もの部品がDigiKeyにはある。 そして、AVRに絞り込みをかけパッケージのページに行ってみよう。これは6ピンパッケージだ。これは最小のものだね。最大のものは388ピンだ。これらは全て同じファミリに属する。
Mouser, Newark, Farnell 君たちは Mouser 、 Newark や Fanrell でも部品を購入することができる。全て、国際的に利用でき、パーツを購入するのに適したベンダーだ。
ベンダーにとってもAVRは重要な商材 僕たちはAVRを使うけれども、AVRはベンダーにとってもメインの組み込みプロセッサだ。なぜならば、ホビイストのコミュニティはかなり大きく、AVRを用いるかためのチュートリアルは大量に、本当に大量に存在するからだ。 これらは非常に良くサポートされていて、全てのプロセッサがメイカーのコミュニティによって大量にドキュメント化されている。
(つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。