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Lesson. 12 型を用いた成形工法 §5. 添加剤

●添加剤 さて、これまで材料について紹介してきたわけだが、ここでWest Marine、つまりボート作りをする人たちのためのベンダーのリンクを見てみよう。このページは添加剤の宝庫だ。 そして、君たちができることの1つとして、繊維を添加する手法を挙げることができる。こうやって、複合材料にするんだ。ここでは、このような複合材料に関して説明しようと思う。 ・強度 まず、繊維を用意してレジンを浸す。そうすれば、非常に高強度の構造になる。しかし君たちにできることはレジンを準備して繊維を加えるというやり方だ。これは、繊維にレジンを浸すやり方に比べて強度が劣る。なぜならば、繊維が短いからだ。しかし、強度を増すためにこの方法を用いることができる。 そして、巷には多くのフィラーが存在する。 ・低密度化 中空のガラスの球体を用いて密度を下げて軽量化する方法もある。 ・導電性付与 グラファイトやニッケルなどの導電性材料を加えて導電性の材料にすることもできる。 ・熱伝導性改質 クォーツを添加することで、熱伝導性を改良することも可能だ。 ・柔軟性付与 また、すり潰した小さなゴムを加えることで、柔軟性を加えることができる。

・着色 そして、色素を添加して着色することもできる。 つまり、多くの異なる素材があるってことだ。君たちは基礎となるマトリクスの特性を改変するためにこれらを混ぜ込むことができる。 受講者:先生、これ持ってます?3Dプリンティングできるワックスなんですけれどもね。MOLDPLAIっていうんです。 いや、知らないわ、それ。初めて見た。 ここで、ロストワックスについて触れておいた方がいいね。 ロストワックスってのは、燃やす系の工法だ。 型を作るだろ?で、材料を流し込む。そして燃やすんだ。だから、これは一回ぽっきりしか使えないプロセスなのさ。でも、より高温での成形が可能になる。 こりゃ面白いね。初めて見たわ。 でも、まあ原則的に僕はロストワックスには唆られんね。やっぱ、再利用できる型が良いよね。 しかし、それでもこりゃ面白いわ。 バルセロナの受講者:PLAも燃やすと気持ちいいくらいに消えちまいますぜ。だから、ロストワックスはPLAをプリントしてやるだけでも、うまくいくんでさぁ。 マジか。僕はPLA燃やしたことないな。 バルセロナの受講者:これまでに何回かテストしやした。本当に高精度のジュエリーを作りたい時で、PLAが余ってる時とか良いでしょうな。僕の親指よりでかいものでも、上手くいきましたわ。 分かった。 (以下随時更新中) (つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016  からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。      

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