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持続可能な社会をつくる3つのR

ahedgehogchase

◉3R

 環境負荷を軽減するために僕たちができることは色々とあるが、最も基本的な取り組みは3Rだろう。3Rというのはリデュース、リユース、リサイクルの頭文字をとってそう呼ばれている。

 リデュースは減らすこと。つまり、材料の使用量を減らしたり、廃棄物を減らしたりする取り組みのことだ。僕たちが何らかの製品を世に出す際には、それだけ地球の資源を削り取ってしまうことは避けられないことだ。だから、なるべく減らすという方針を忘れてはならない。ちなみにこれはコストダウンの面からも有効なので、一石二鳥な考え方でもあると、僕は思う。

 リユースは再利用のことだ。よく例に挙げられるのは牛乳瓶のリサイクルだが、最近あまり見かけない。温泉や銭湯に行ったときくらいだろうか。

 最後にリサイクルだが、これは資源再生のことだ。先ほどの牛乳瓶の例に関連するものとしては、割れた牛乳瓶をもう一度再生して新しい牛乳瓶に作り直すのはリサイクルだ。また、現在では牛乳瓶より牛乳パックのほうが一般的になっているが、牛乳パックもリサイクル可能な資源だ。

 すこし脇道にそれるが、牛乳瓶よりも牛乳パックがよく使われるようになったのは、瓶よりも紙の方が軽いからで、運送時のガソリンを削減する効果もあるだろう。(リデュース)

 また、僕たちが製品を設計する際に、分解しやすさなどに配慮することもリユース、リサイクルの促進に役立つ。リユースやリサイクルの取り組みを妨げるのは、煩雑さだ。部品を資源ごとに分離できないせっけいの製品は、埋立場に投げ捨てられる運命からは逃げられない。部品ごとに分解しやすいものであれば、仕分けはスムーズに行われ、効果的にリユースやリサイクルが行われるようになるのだ。だから、そういう部分にも気を配って部品設計を進めていかなければならない。

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