戦略を一枚の紙に記す
- ahedgehogchase
- 2017年3月3日
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◉大日程計画表
関連する複数の部門が協同してプロジェクトを推進するので、全体の流れが一目でわかる全体の日程計画表が必要だ。とは言っても、このようなプロジェクトは数年にわたるものがほとんどだから、かなりスパンの長い計画表が必要とされる。このような計画表を大日程計画表と呼ぶ。

大日程計画表はプロジェクトのメンバー全員が見て、自分の役割が確認できるものでなければならない。だから一番上には全員に関係のあるイベントを書き込む。つまりプロジェクトの進捗会議だ。全員が出席するわけではないが、そのフィードバックを受けることになるだろう。また、このプロジェクトの上位に統括的な会議があるのであれば、それも書き記しておくのが良いだろう。これらの会議で行われた経営判断は直ちにプロジェクトメンバー全員に共有されなけらばならない。
そして、全体のイベントの欄の下には、バリューチェーンの川上から順にそれぞれの部門の予定を書き記していく。コンカレントエンジニアリングの特徴として、複数の部門がオーバーラップして業務を進めていくことが予想される。だから、上からきれいに線表を引いていけるわけではないのだが、やはりこの順番が分かりやすいし、それを、わざわざ変更する理由もない。
また、それぞれの部門ごとに、節目管理のイベントがあるだろう。これらのイベントはコンカレントエンジニアリングでもシリアルな部分だが、これは他の部門と日程調整した計画を記載するようにしよう。そして、他の部門のイベントとのつながりが分かるように記載しておこう。破線や矢印などでつながりを書き込んでおけば良いだろう。また、これらの部門内イベントを他の部門と合同で開催することにより、シリアルかつパラレルに智慧を集結できるので、その視点も忘れずに計画できるとなお良い。
そして計画表の最下段には品質とコストに関する計画を記載しよう。これでここに書くべきことはすべて揃ったはずだ。
さて、この大日程計画表の作成は時間というリソースの戦略的分配となり、プレーヤーの腕が試される場面だ。君の理想を実現するための、具体的な一手をここで打つ。組織の命運もここに託されるのだ。そういう気概で取り組んでほしい。

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