top of page

智慧をまんべんなく借りたい

ahedgehogchase

◉メイカーズとコンカレントエンジニアリングに取り組む仲間は誰か?

メイカーズ的なコンカレントエンジニアリングとは製品開発がパラレルに進むことだ、と言っても君は納得しないだろう。それではこじつけにしかならない。やはり、生産技術や品質部門などと同時並行的に進行しなければコンカレントなんて言葉を使うのは適切ではない。では、誰がそれを担うのだろうか。

 すぐに思いつくのは、3Dプリンタなどの生産技術系の品物を作っている人たちだ。彼らは大企業に所属しているかもしれないし、個人でメイカーをしているかもしれない。彼らとタッグを組むのは悪くない選択肢だろう。

 だが、彼らよりもインパクトの大きいのは、インキュベータやベンチャーキャピタルと呼ばれている組織だろう。彼らの目的は投資だが、ハードウェアスタートアップ専用のインキュベータなどは製品の量産に関する知識、つまり品質や生産技術、コストダウンなどのノウハウを持っている。だからメイカーズがコンカレントエンジニアリングを進めようと考えた時に、手を組むべきは彼らだ。

 だが、彼らの目的は投資によるリターンだ。誰もが気軽に利用できるものではない。もっと気軽に利用できるようになれば、ものづくりの生態系は今よりもずっと豊かになるだろう。その形が今の僕にはまだ見えていないが、進むべき方向はその方向だと思っている。どういう可能性があるのか、まだまだ考えていきたい。

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示

コッター(cotter :止めピン 米国で用いられる形式)

コッターとは コッターは、部品をしっかりと固定するために穴を通過するピンまたはくさびで主に米国で用いられる。英国で用いる場合もコッターピンは同じような意味を持つが、米国とは異なる締結具を指す。 典型的な用途は、自転車のようにクランクを固定すること、または蒸気エンジンの場合...

正確な位置決めを実現するキネマティック・カップリングとは

キネマティック・カップリング キネマティック・カップリングは、問題の部品を正確に拘束するように設計された固定具のことで、これにより正確さと確実な位置決めを実現することができる。キネマティック・カップリングの標準的な例は、独立した3つの半球とそれに噛み合うように設置された3つ...

接触面の誤差を平均化するエラスティック・アベレージング

エラスティック・アベレージングとは エラスティック・アベレージングは、多数の接触面によって誤差が平均化されて精度を良くする接続方法だ。 運動学的な設計とは対照的に、エラスティック・アベレージングは、多数の比較的柔らかい部材を用いて固体をアホみたいに過度に拘束することを基本...

© 2017 by A HEDGEHOG CHASE created with Wix.com

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon
  • Grey Google+ Icon
bottom of page