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ルールが定め、それが定着すればスピードが上がる

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◉3D CADのルール  個人でも、ある程度の機能を持つCADを使用することができるようになった。例えば、FreeCADは、オープンソースソフトウェアだ。他にもAutodesk社のFusion360は個人利用や学生であれば、無料で使用できるケースもある。有料プランでも、従来のような高額なライセンス料を支払う必要はない。  それに、Fusion360はクラウドにデータを格納するタイプのCADだ。だから、離れたところにいる仲間たちとも共同でデータ作成をすることもできる。  でも、それだからこそ気をつけないといかないこともある。  データのバージョンアップというのは、得てして面倒臭いものだ。そして、他人の作ったデータであれば尚更だ。なぜなら作り方の流儀が違うからだ。ある人は、アセンブリの作り方を直列的に行なっているかもしれない。また、ある人は並列的に行なっているだろう。フィーリングにまかせてふたつを混ぜて使ってしまっている人も、もしかしたらいるのではないだろうか。  こういう状況だとなかなか修正は難しい。もちろん、GrabCADやThingiverseにSTLファイルをシェアしている場合であれば、そもそもデータの作業履歴が消えてしまうので、問題ないといえば問題ない。でも、同じCADを使ってやり取りし、修正を頻繁に行う場合は死活問題になってくる。  だから、そのコミュニティの中でローカルルールを作って置くのが良いかもしれない。強制ではないが、ガイドラインとして参加者に周知することで、ある程度機能するのではないかと思う。世界的な標準というのがあれば良いのだけれども、そこまでは難しいのだろうなあ。

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