ベテランの智慧を借りる
- ahedgehogchase
- 2017年4月12日
- 読了時間: 1分
「どうして3次元CADを導入したいんだい?」という問いに、きみはどう答えるだろうか。 突拍子もない質問だと思うかもしれない。でも、この問いに答えられなければ、君のできることは限定的なものになってしまうだろう。 確かにメイカーズにとっての三種の神器のひとつとも言える3Dプリンタは3次元データなしには機能しない。でも、3Dプリンタを選択するのは、それが一番効率的に、正確に造形物を作るの方法だからだろう。つまり、ものを効率的に製作したいという目論見があるということだ。 効率化という観点で言えば、手直しの必要なデータは作らないということは重要だ。気軽に作ったものが、狙った機能を満たしてくれないのならば、また作り直さなければならない。もちろん、失敗して得ることもたくさんあるだろう。でも、失敗なんて誰もしたくない。

では、失敗しそうなポイントを、ベテランの知見があらかじめ教えてくれる体制が整っていたらどうだろう。設計効率化の段階は、この体制を構築していく段階だ。強い組織はこの段階をクリアしている。知見を分かち合うことで、失敗をできるだけ無くすように試みるのだ。その上で失敗することはあるだろう。でも、それは知見の蓄積に他ならない。次は失敗しないようにすれば良いのだ。
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