top of page

戦略なくしてルールに意味なし

ahedgehogchase

◉何を優先するかで、依存の関係は変わる 部品間の依存について考えたが、依存の仕方は1パターンに収束するかというと、そんな事はない。何を優先するかによって、パターンが変わって来る。  デザインを優先するのか、機能を優先するのかで、やり方も変わって来る。設計する人も変わってくる。デザイン至上主義的な会社であれば、外観に影響する設計諸元に関して、デザイナーが最終的な決定権を持つはずだ。その逆も然り。この両者では設計手順に違いが生まれるのは当然だ。だから、その組織の中特性によって、製品の部品間の依存関係も変わって来るのだ。  だから、繰り返しになるが、君の組織ならではのやり方があるという事を忘れてはならない。設計手順のルール化というのはあくまでひとつの戦術だ。戦術は戦略に従わなければ意味がない。より強い組織を作るという目的のために、設計手順のルール化を行っているのに過ぎない。あくまで、これは手段なのだ。だから、常に君の目指すべき場所はどこなのかと問い続けることが、君にとって正しいやり方を見つけるたったひとつの方法なのだ。

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示

コッター(cotter :止めピン 米国で用いられる形式)

コッターとは コッターは、部品をしっかりと固定するために穴を通過するピンまたはくさびで主に米国で用いられる。英国で用いる場合もコッターピンは同じような意味を持つが、米国とは異なる締結具を指す。 典型的な用途は、自転車のようにクランクを固定すること、または蒸気エンジンの場合...

正確な位置決めを実現するキネマティック・カップリングとは

キネマティック・カップリング キネマティック・カップリングは、問題の部品を正確に拘束するように設計された固定具のことで、これにより正確さと確実な位置決めを実現することができる。キネマティック・カップリングの標準的な例は、独立した3つの半球とそれに噛み合うように設置された3つ...

接触面の誤差を平均化するエラスティック・アベレージング

エラスティック・アベレージングとは エラスティック・アベレージングは、多数の接触面によって誤差が平均化されて精度を良くする接続方法だ。 運動学的な設計とは対照的に、エラスティック・アベレージングは、多数の比較的柔らかい部材を用いて固体をアホみたいに過度に拘束することを基本...

© 2017 by A HEDGEHOG CHASE created with Wix.com

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon
  • Grey Google+ Icon
bottom of page