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考えなくてもできることは、やらなくても良い場合が多い

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◉形状の標準化

 標準化を進めるためには、しかるべき順番があると言った。第一段階は、形状を標準化することだ。では、どのような状態になれば形状の標準化は達成されたと考えて良いのだろうか。  それは、君がモデリングを行う時に、特に考えなくてもできる作業がいかにスムーズに行えるかが指標になってくる。つまり、考えなくてもできる作業は自動的に即座に完了できると言うのが理想だ。この状態に近づいたならば第一の関門である「形状の標準化」は達成されたと考えて良い。  この状態を達成できたかを評価するためには、まず「思考が必要な作業」と「思考が不要な作業」に分類しなければならない。そして、「思考が不要な作業」こそが、標準化やモジュール化を必要としている箇所だ。標準化を行っていない場合は、この形状を毎回モデリングすることになる。作業自体はスムーズに行えるだろう。だが、同じことを何回もしなければならないので、モデリング作業者にはストレスが溜まるはずだ。この無駄な作業を根こそぎ無くしてしまうのが、第一の目標だ。  では、どういうところに注意していけば良いのか次回から話していこう。

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