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形状再利用の裏技

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◉標準化した形状の利用法  さて、形状の標準化がひと段落したら、早速使ってみたくなっているかもしれない。でも、使い方にもコツがある。今回はそのコツについて述べていこうと思う。  標準化した形状を利用するには、それをCADのライブラリに登録し、ユーザー登録フィーチャとして利用する方法がある。でも、再利用するにあたって、曲面にリブやボスを立てなければならない場面も当然出て来る。そうなると、ユーザ登録フィーチャよりも使い勝手のいい裏技が存在する。  それは、アセンブリとして部品をモデリングすることだ。こう言われても、ピンとこないかもしれない。でも、この方法を推奨するのは、アセンブリで表現する分には、必ずしも基準平面が必要無いからだ。もちろん、部品間の拘束条件が厳しいソフトウェアは存在するが、それでも基準面は必須というわけでは無い。だから、この方法を用いた場合の方が、部品としてモデリングするよりも自由度が高いのだ。  標準化した形状の利用で不都合を感じた場合は利用してみたら良いのでは無いだろうか。

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