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滑り軸受けと転がり軸受け

ahedgehogchase

 今日も粛々と解答作成していこう。

 

1-1 機械設計【選択科目II】(平成28年)

II-1-3 回転軸を支持する機械要素には大きく分けて、流体膜による滑り軸受けと転動体を用いた転がり軸受けがある。この2つの長所と短所を説明し、機械設計における使い分け方法を述べよ。

 

【解答例】

◉滑り軸受けと転がり軸受け

1. 滑り軸受け

1.1. 滑り軸受けの長所

 油膜により回転体を支えるため、高速回転や衝撃に強い。また、振動や騒音が少ない。メンテナンスを確実に行うことで、半永久的に使用可能。

1.2. 滑り軸受けの短所

 摩擦抵抗が大きい。また、高温環境や高負荷状態では油膜が切れ、金属が焼きつく恐れがある。また、磨耗により寿命が短くなる可能性がある。

2. 転がり軸受け

2.1. 転がり軸受けの長所

 玉やころにより回転体を支えるため、摩擦が小さい。また、規格化されており、互換性が高いため、入手性良好。

2.2.転がり軸受けの短所

 騒音が大きい。転動体が疲労する。回転数には制限があり、高速回転で使用できない。

3. 軸受けの用途

 前述の特徴により、滑り軸受けは、例えば自動車や船舶、機械などのエンジンに使用される。比較的使用条件が厳しい用途が多い。

 一方、転がり軸受けは汎用的に使用されており、例えばモータや減速機、キャスタ等の用途が挙げられる。

良い設計を行うには各々の特性をよく理解し、適切に選定することが重要である。

以上。

参考)http://d-engineer.com/kikaiyouso/jikutojikuuke.html

 

 おそらく、「もっと具体的に」というアドバイスを受けてしまう可能性が高い。もうちょっと自分が経験したことなどを盛り込めれば良いのだろうが、いかんせんスペースの配分が難しい。その辺の塩梅は、もっとトレーニングしないといけないと感じている。また、ブラッシュアップを試みてみようと思う。

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