補足事項
よし、今回の講義ではビニルカッターの初歩を学んだ。だから、これから積極的にビニルカッターを使って欲しい。色々試してみると良い。特に他に作りたいものがなければ、人気の使用法をお教えしよう。自作ステッカーだ。ラップトップが古くなってきたりしたら、こういうステッカーを貼るのも良いだろう。 受講者:ここで、用語の確認をしておきたいと思います。正確に分類したいです。ビニルカッターに適用できるテープには3つの種類のものがあります。マスキングテープ、粘着剤転写テープ、粘着テープの3つです。自作ステッカーを作るときに使うのは3つ目の粘着テープが正しいと思います。 その通り。世間ではよく用語が誤用されている。粘着剤転写では粘着剤転写には剥離可能な裏面が貼り付けられているが、これをマスキングテープと呼んでしまうことがある。でも、適切な用語は転写テープだ。切断したものを転写するのだから。転写テープは剥離可能な裏面を持っていて、粘着テープは単なる粘着面があるだけだ。 受講者:ありがとうございます。 ひとつ、注意しておこう。ビニルカッターには挑戦して欲しいが、特にこれに特化した課題は出さない。 受講者:ビニルカッターに関する課題はないけれども、この講座を受講している間にビニルカッターを少なくとも一度は使ってみる必要があるということでしょうか? もうちょっと正確に伝えるとすると、ビニルカッターを使用して何でも良いから作ってみるんだ。それでOKだ。
(つづく)
講義の目次は【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。
※この記事はFabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。