金色に輝く不死鳥は君に力を与える (前のセクションで)最後に紹介したものは、ちょっと例外的だ。Gold Phoenixは中国の基板ベンダーのハブとでも言うべき存在だ。彼らは君たちの基板を中国のベンダーから発送するための手配をしてくれる。彼らは小ロットのものは扱わず、大量生産に適している。
図. Gold PhoenixのWebページ
受講者: 質問です。基板を作るのにAVRマイクロコントローラを実装したい思うのですが、そのためにはどうしたら良いんでしょう? それは、次のステップだね。基礎になるのは基板のエッチングを行うことだ。さっき君が質問したような内容は、君次第だ。というのも、彼らの役割は細分化されていて、色々と相談することができる。まずは、彼らにBOM(部品表)を送ろう。やり方はいくつかある。 たとえば、パーツの情報を彼らに提供したとしよう。そうすると、彼らは部品を発注してくれる。そして、そのまま彼らが基板を組み立ててもらうこともできる。もしくは、部品を君自身が彼らに送付するやり方もある。組み立てキットを君が提供する形だ。どちらの場合も、彼らは協力してくれるし、そのための手順は決まっている。いずれにせよ、彼らは君に基板を届けてくれる。組み立てされた状態でね。 でも、彼らはそいつが動くかどうかまでは保証してくれない。追加料金を支払えば、検査工程も実施してくれるだろう。基板を注文したときのオプションとして検査してくれる。 では、どれくらいの数量を注文したら良いのだろうか?2層の基板のデータを送付して、彼らに製造してもらう場合、何十枚もの基板を入手するためには、数日間で制作期間は見ておいたほうがいい。一式で5,200ドルくらいだろうか。1、2枚の基板だったら高価すぎて依頼する意味がないだろう。しかし、基板を積層するとなると、自分でやるより彼らに頼んだ方が経済的だ。
(つづく)
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。