ブレッドボードを使わない理由 その2 (続き)
基板上には沢山のキャパシタがある。沢山の配線が複雑に配置されている。だから、(不安定な)ブレッドボード上の回路の挙動は、回路基板上の挙動とは異なる。
ブレッドボードを使わない理由 その3 そして、ブレッドボードを使うのならば、部品表は完全に異なるものになる。スルーホールの部品を使うか、表面実装用の部品を使うという点でも異なる。
ブレッドボードを使わない理由 その4 さて、削り出しで基板を作った際、変更を追加することもできる。一度、基板を作製し終わっても、半田を取り外すことができる。このように編集することが可能なんだ。それに、ナイフを使うこともできる。ナイフを使って配線を切断したり、ジャンパを半田付けしたりすることができる。 以前、僕が基板の開発をしていた時、多くの変更を加えなくてはいけなかったときがあった。この時、僕が嬉しかったことは、毎回新しい基板を起こさなくて良いということだ。手元の基板を使って、編集することができる。
そういう訳で、僕はブレッドボードがあまり好きじゃないんだ。
(つづく)
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。
※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。