top of page

Introduction §23. 世界のどこかでまた会おう

ahedgehogchase

コミュニティの拡大と世界Fab Lab会議

コミュニティはこのように拡大して行っている。僕達は年に一回、ミーティングを開催しているが、はじめの年はMITのテーブルを10人で囲んだんだ。 翌年、僕達はみんなノルウェー北部の Haakon (Karlsen)のLab(MIT Fab Lab Norway )に集まったんだ。そこは僕の地球上で最もお気に入りの場所のひとつだ。 南アフリカで開催されたデジタルFab Labに関するシンポジウムでは、初期のグローバルネットワークが出来始めた。 その一年後、僕達はChicagoで集まった時、Obama大統領(当時)が支持を表明してくれた。その次はインドのPunaだ。毎年規模は倍になっていった。

そして、ペルー、ニュー・ジーランドと続く。 横浜ではHiro(田中浩也)と仲間たちがホスティングしてくれた。 その後僕達は Barcelona に集結した。Barcelonaでは Tomas DiezLuchiana AsinariVincente Guallart の話を聞いた。彼らはBarcelonaに初期のFab Labのひとつを創った。TomasはBarcelonaのFab Labの計画立案者だ。

この地図を見ると、Labが街中にあるのがわかるだろう。そういうわけで、BarcelonaのFab Labからは最も野心的なプロジェクトが始動した。彼らはソーラーハウスを建設したんだ。

Vincentは建築家で、Barcelonaの建築家都市計画の責任者になった。 Barcelonaの人達はとても素敵なデザインセンスを持っている。でも、若者の失業率は衝撃的な数字で、公式に50%以上だ。 彼らは豪奢なデザインセンスを持ち合わせているが、彼らの伝統的な経済システムは機能していない。だから、Barcelonaで開催されたFab 10では、市長のTreizeが、あるプロジェクトを始動させた。ここで都市の満足度向上に向けて40年のカウントダウンを開始するボタンを押したんだ。

図. Barcelona市の40年計画

(Fab Academy 2018 Introductionのスライドより)

このアイディアはBarcelonaで消費される製品を輸送してくる代わりに地元でつくり、ゴミは都市から出していくというものだ。彼らは都市に流入するものと都市から流出するものに関するデータを必要としていた。その時、この街に存在するアトム(原子)についてのデータをね。この事については、また後で話そう。

いずれにせよ、これがBarcelonaで開催されたFab10で起こった事だ。

つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Lesson 13. 出力デバイス §4. LEDマトリックス

●LEDマトリックス 次に紹介するのはLEDマトリックスだ。 動作しているのを見てみると、ディスプレイの一部分が表示されているのが見えるだろ? 僕はディスプレイの一部分を用いてラスタリング(画像を色のついた格子状のドットで表現すること)を行なっているんだ。 ...

Lesson 13. 出力デバイス §3. 調光LED

●調光LED さあ、ここから僕は多くのデバイスを紹介していこう。 最初に紹介するのは、色調を変化させることのできるLEDだ。色を周期的に変えることができるんだ。 これが、その部品だ。 この部品には赤と緑の、青のLEDが1つのパッケージに含まれている。大量購入す...

Lesson 13. 出力デバイス §2. 電源

●電源 今回の課題のゴールはたくさんのバッテリーを使うことじゃない。モバイルにしなくちゃならない場合を除いてバッテリーを使うのはお勧めしない。一般的には各Labは各種電源を取り揃えているはずだ。 今から紹介するベンダーMARLIN P. JONES & ASSOC....

© 2017 by A HEDGEHOG CHASE created with Wix.com

  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon
  • Grey Google+ Icon
bottom of page