切り屑の危険性 これらのマシニング装置からは切り屑が出る。一言で切り屑と言っても、厄介なものもあるし、非常に危険なものもある。 炭素繊維なんかを使う場合、切り屑は非常に危険なものになる。炭素繊維の切り屑を肺に吸い込んでしまうと、よろしくない。 そして、本当に重要な危険源は、高速で切削をする場合、切り屑はほとんど発火寸前の状態まで熱を持つ。
集塵と注意事項 だから、強力に集塵できることが非常に重要なんだ。そうすれば、切り屑を吸い込むことはないし、切り屑によって君たちのLabが満たされることもない。 ものすごく大雑把な集塵方法は、業務用掃除機を用いる方法だ。でも、こういう装置には内部に集塵機能を持っているものだ。 注意すべきは、誰かが切削加工をしている付近で、着火源となるようなものを使わないようにすることだ。 切り屑自身はかなり早く発火する。そして、集塵機に火が移り、燃え広がる。 だから、切削ツールを高速に押し付けていないかどうかを確認する必要がある。そして、切り屑が所定の場所に留まっていて、Labに撒き散らされていないことを確認する必要がある。 (つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。