コミュニティベースの開発を推進している企業の例として挙げられるのは、まずローカルモーターズだ。彼らはWIRED誌の元編集長であるクリス・アンダーソンが著した『MAKERS 21世紀の産業革命が始まる』でも紹介されている。この著書が日本で発売されたのは2012年のことだったが、現在彼らはどうしているのだろうか。 まず、ローカルモーターズのWebページをのぞいてみると、Olliという3Dプリントできる自動走行シャトルバスが特集されている。(2018年8月30日時点)ETS社とXcelerate社と提携して開発を進めているようだ。 このページで特筆すべきは、「CO-CREATE OLLI」というリンクだ。こんなものは普通の企業のWebページには現れない。このリンクを押すと、ローカルモーターズが運営しているLaunch Forthというコミュニティのページに移動する。ここで、開発はオープンに行われている。 先程移動したページには、大まかに、Olliに関する概要、必要な開発要素、そして詳細が記載されている。そして、詳細には背景を含むハンドブック、ファイル、そしてメンバーが紹介されている。ファイルはログインしていない状態では見えない。 でも、これだけで開発なんてできるのだろうかと思われるだろう。僕もこれだけで出来るような気は全くしていない。秘密は何なのか調べてみようと思う。 (つづく)
ローカルモーターズにコミュニティベースの開発のヒントが詰まっているに違いない
ahedgehogchase