●モーションセンサ
今お見せしているのは モーションセンサ の標準的なモジュールだ。 これらの多くはコモディティ化していて、多くの企業がこれを販売している。これは全く同じ商品だけれども、販売している企業が異なるだけだ。 このモジュールを用いると、動作を検知することができる。 これらは非常に安価で5個入り9ドルだ。つまり、モジュール一個あたり2ドルくらいってことだ。 これらのモジュールは身体からの熱輻射を検知して、シンプルな論理的に”Hi”もしくは”Low”の値を出力する。 動画 を見てみよう。 手を動かしていない状態ではOFFになっているね。そして手を動かすと、手の存在を確認できなくなる。変化を感じ取るんだ。
つまり、これは何も見えなくなったときも変化を検知するんだ。そういうわけで、これは近接検知用ではなく、動作検知用なんだ。 そして、このセンサが検知するのは君たちの身体から放出されている熱輻射だ。感度を制御することもできるけれども、このセンサはかなり感度が良い。部屋の向こう側まで検知することができるよ。 基板を見てみようかね。 これは先ほどの基板と同じくATtiny45の基板だ。そして単純にヘッダを設けてある。で、ヘッダには電源、グランドがある。このヘッダによってピンで基板からの出力を読むことができる。 そして、今お見せしている写真で僕がやっていることは何かと言うと、リードを単純に曲げてるんだ。リードはスルーホール実装用にデザインされている。だから、僕は表面実装できるようにリードを90度折り曲げてやったよ!そうやって、半田付けしたんだ。 でもって、このモジュールは動作を検出すると負論理信号を出力する。そして、ポテンションメータによって感度を調節することができる。 このセンサのためのコードをお見せしよう。先ほどお見せしたスイッチのコードと非常に似ていることがお分かりだろう。 これは、焦電センサから帰ってきた”Hi”と”Low”の信号を読み込む。 ここで新しい項目がある。それは、ビデオを見てお分かりのように、僕はこのささやかなアプリケーションを作ってみた。このアプリケーションはいつ僕が動作を行なったのかを検知する。 だから、僕はセンサの信号を読み込むためのささやかなプログラムを書いた。あと4回の講義の中でこれらをカバーしようと思う。これは、ささやかなpythonプログラムだ。
そしてこれはTKインターフェースとシリアルインターフェースを用いている。そしてこれがシリアルポートを開く。ウィンドウを開いてカンバスを創り出すのだよ。すると、これは待機して文字を読みこむ。 この行は文字を読むためのものだ。 そして、文字を読み込むと、表示している画面を更新する。 そうやって、動作検知を表示するささやかなユーザインタフェースを作り上げているんだ。 OK。そういう訳で、このセンサは大量生産されており、定性的な動作の測定法に用いられる。 (つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。