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Lesson 3. コンピュータ制御による切断工法 §9. FabModuleは今でも進化し続ける

FabModuleは今でも進化し続ける

 このように孔を開ける場合、FabModuleはベクターの代わりに網版そのものを読み込むという機能を使うこともできる。この機能は、読み込んだ画像を多数の孔の集合体に変換する。毛糸を編むみたいにね。 受講者:FabModuleは今までよりもうまくラスタの処理ができるようになっているんですか?  そうだね。これらも上手くいくようになっていくだろう。レーザーの分割によって。僕は今(2016年)Modsの新しいフレームワークに取り組んでいる。だから、もう少し待って欲しい。  これが、どういう関係があるのかすこし説明しておいた方がいいね。Fabmodules.orgのページに行くと、小規模なjavascriptのモジュールで構成されたラスターモジュールを見つけることができると思う。これらのプログラムは色んなフォーマットを翻訳し、色んな異なった機械に出力し様々な操作をする。これらは内部的に行われるので、君たちはそれを目にすることはできない。しかし、新しいModsフレームワークは確実に機能する。これはこのセメスターにおける僕自身への課題だ。  Modsがやることはこんな感じだ。それぞれのプログラムはスタンドアローンだ。何かデータを作ると、それはデータフロー中でグラフとして表現される。ノードに基づいたエディタで、それぞれのグラフは入出力のインターフェイスのプログラムとして機能する。モジュールはこれらのプログラムをブロックみたいに組み立てていったものだ。  もともとの問題は、FabModuleの内部仕様としてラスタの処理が可能かということだった。それは可能だ。これらはHTPCLに基づいている。しかし、レーザーのベンダーが完全に詳細を描画する際に問題があった。インターフェイスを、それに晒すとき、僕たちは問題に直面した。フォーラムの文章化により、僕たちのレーザーベンダーは改善し、今に至る。その時やったのが、作業を分割することだ。FabModuleにも仕様はある。これは重要なことなんだが、新しいモジュール、つまりModsフレームワークに誰かがFabModuleが新たな仕様を加えようとするのは、あまりよろしくない。覚えておいて欲しい。

つづく

講義の目次は【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。

※この記事はFabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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