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Lesson 4. エレクトロニクス・プロダクション §19. 急いては事を仕損じる

半田が融けるまで待つ

 今、まさに半田を接続部に取り付けようとしているとしよう。半田をつけようとしても、最初のうちは、なかなか融け出さないだろう。なにせ、まだ熱くなってないからね。そして、ビギナーが犯しがちなミスは、半田ごてを近づけて、そこに半田を押し付けるってものだ。でも、うまく行きやしない。だって接続部はまだ熱くなってないんだからね。だから、君がやるべきことは、そっと半田の先端の状態を感知しながら、はんだが融け出すのを待つことだ。

半田ごてを離すタイミングが重要  一旦、半田が溶け出したら、重要な局面に差し掛かることになる。これで完了ってな事にはならない。なぜなら、半田を接続部に流し込むことができても、半田は接続部に流れ出すことをまだやめてはいないからだ。だから、少し時間をおいてジョイントを接続する作業を終わらせる。つまり、半田ごてを離すんだ。半田ごてを離すときに、あまりにタイミングが早すぎると、半田が十分に広がらない。

急いては事を仕損じる

 つまり、初心者のうちは、みんな半田を供給するタイミングを急ぎすぎるし、半田ごてを離してしまうタイミングも早すぎるんだ。そして、光り輝く滑らかな接続部の代わりに、粗くてひどい接続部が出来上がる。見た目がイケてないのであれば、ダメだ。正しく行わなければならない。こんな風にね。(写真を見せる)

 でも、念入りに計画された15秒ほどの時間を過ごすことができれば、半田付けを確実に行うことができる。

講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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