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Lesson 4. エレクトロニクス・プロダクション §20. コンポーネントを敷き詰めよ

1週間練習あるのみ

 半田が流れ込む間、君たちは半田が接続部に広がるのに必要な時間を作ってやらなきゃいけない。これが、今回君たちが習得すべき技術だ。これは即ち、光り輝く滑らかな接続部の作り方でもある。それは粗い見た目じゃない。こういう接続部が、良い電気接点なんだ。  一度習得してしまえば、時間のかからないスキルだ。でも、初めてならば、これを習得するのにまるまる一週間かかるだろう。

コンポーネンツを敷き詰めよ  さて、ここからはコンポーネントを置いて敷き詰めていく段階に僕たちは来た。非常に重要なことだが、コンポーネントの多くは接続方向が決まっている。この講義では、それについて教える。君たちは、正しい方向になるように、それらを配置させなきゃいけない。間違った方向にいくつのチップを配置してしまうのにはいくつかの注意点がある。

三つ目の手  では、まず抵抗について見て行きたいと思う。ここに基板が一つある。そして、ここにパッドが一つある。そして、僕たちは抵抗を配置して行きたい。でも問題がある。僕たちは3つの手を必要としている。一つ目の手は抵抗を固定する手。二つ目は半田ごてを持つ手。そして、三つ目は半田を持つ手だ。手が足りないってわけだ。この問題に対処するためによく使われるテクニックがある。それは、まず基板上にパッドの上に半田を予め乗せてしまうというやり方だ。こうすれば、こいつを半田ごてで加熱し、そこに抵抗をくっつける。抵抗を仮留めすることができる。  この時点ではまだ半田付けは完了していない。効率化のために、接着した状態だ。この後に、この接点を半田づけする。こうやって、やり直しをする事で、さっき仮止めのために作った接点が、光り輝く滑らかな接点にして生まれ変わるんだ。

つづく

講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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