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  • ahedgehogchase

Introduction §8. 統合されつつあるワークフロー

2016年 教授の課題

君達にはこの講座を通して最終プロジェクトという重い課題が課せられるが、僕自身の課題をお見せしよう。それは、先ほどお見せしたツールの次の世代のものだ。 今のツールでは、まだ計算するツール、設計するツール、修正ツールを別々に使うようになっている。これは、装置が行う動作を準備して実行する、などを行う。 最近、僕は ブラウザベースのツール を作り始めた。それは、これらの機能を全て統合するものだ。

オブジェクトをブラウザ上に置くことになるが、それは入力を元に出力するデータを生成する。その内容を表示して、実行する。この新しいツールでは同じワークフロー上でこれらの操作を行うことができる。イメージを読み込ませて、閾値を設定する。 今、僕は距離の変換を行っている。エッジからの距離を測定するんだ。ツールを考慮してオフセットする。こんな感じだ。 しかし、今やアプリケーションは小さなモジュールに分解され、これらを組み立て直し、編集することができる。この新しいツール、つまり、これらのプログラムのモジュール群を使えば、ね。

 

●ワークフローを統合したい それはまさに全般にわたるワークフローになる。それはCADとKAMANのマシンを制御するための架け橋となるものだ。 これは、まだ開発の初期段階にある。でも、僕の宿題だ。このセメスターでは、これらのツール群を、この新しいソフトウェアに移植して、何というか、ブラウザ上で全てのワークフローを繋げる、統合されたフレームワークを完成させようと思っている。 これが可能になったのは、(2016年1月時点で)ほんの最近のことだ。 そして、僕たちはGoogleとMozillaの強力なサポートを受け続けている。というのは、このソフトウェアを作り上げるには僕たちはブラウザの内部を分解し続けなければならない。そして、彼らは、このプロジェクトをサポートするためにブラウザに改良を加えてくれた。 そして、これが装置を作り出す装置の話の全貌だ。 今は君たちがFab Labに行くのは装置を使うためじゃなくて、装置を作るためだ、っていう状況への移行期なんだ。

つづく

講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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