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Introduction §21. 僕達は知のフロンティアを進むことができるか

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大学というシステムは時代遅れなのか

次にお見せするのは、Arizona州立大学の学長 Michael Crowe と進めたインターンプログラムについてのものだ。彼は本当に面白い人物だ。僕が思うに、現在、大学の学長っていう肩書を持つ人物の中で一番おもしろいんじゃないかな。 それは、大学という教育システムはもはや時代遅れなのではないか、という問いから始まった。僕の答えはたぶん部分的なものに過ぎないだろうが、MITのような場所では本や人、場所、道具など、全てのものが不足している。だから、たったの数千人の人達にしか合わせることができない。オンライン講座は何百人もの人達を相手にすることができるが、そこにはコミュニティがない。そこでは仲間たちと一緒に学ぶことはできない。

 

Fab Labは知識のフロンティアを開拓できるか 僕たちが、ここFab Labでやっているようなネットワークを通して学習するモデルは、知識のフロンティアの中をどこまで進んで研究することができるかのか、というのが最も興味深い問いだと思う。 そういう意味において、フロンティアの良い例がある。

BIO ACADEMY Grenobleの John Michelle はHarvard大学の George ChurchDavid Kong と一緒に活動している。彼らは How To Grow (Almost) Anything という講座を開催している。君たちが今受講しているのはHow To Make (Almost) Anythingだけれども、これをもじったものだ。大雑把に言えば、彼らがやっていることはFab Labを利用してバイオLabを創り出すことだ。そのLabで君たちはバイオテクノロジーを学ぶことができる。

この講座の名前はジョークとして始まったようだけれども、「(Almost) Anythingのアカデミー」は色んな分野に応用できる。

 

ACADEMANYはさらに拡張する そして僕たちが再び取り組むようになったことは、この分散したネットワーク通じて。ゆっくりと慎重にさらにコースを加えていくことだ。 そして真剣に、グローバルな教育を行うための、グローバルな教育システムを作り上げようとしている。 また、おそらく次の講座からになるだろうけれども、僕たちはFab Academyで、MITの Nadya に機械の組み立て方に関する講義をオファーしようと思っている。

つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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