セッティングからは逃れられない
マシンについてもう一度見てみよう。一般的に、フィーチャーのサイズが同じ場合、プリンタの速度と解像度はトレードオフの関係にある。そして、速く動作させるためにパラメータを微調整なきゃいけない。このことについては、もう一度戻ってきて説明しようと思う。これらの要素に気をつけることでプリントするためのスピードを圧倒的に速めることができる。 だからどんなプリンタを使うにしろセッティングすべき項目は沢山あるし、上手く使いこなすには学ぶべきルールは沢山あるんだ。たとえ、君のプリンタが、「他のプリンタとは一味違う」って謳っていたとしてもね。 NASA(アメリカ航空宇宙局)に勤めている同僚は先進的なプリンタを開発し、運用している。文字通り、ヘッドの軌跡ごとに計画を立てるタイプのものだ。 このプリンタは単にCADファイルを読み込んでスタートするのではなく、プリンタに送信するデータを一から設計するということを、デザインプロセスの一部として実際に行なっているんだ。
素材の特性表
よし、では総評を述べよう。 これは、 shapeways のウェブサイトへのリンクだ。このサイトは3Dプリントされた部品のベンダーのひとつだ。 そして、彼らはプリント可能な素材全てに対してドキュメント化を行なっており、それは見事なものだ。 彼らのページで何を見つけられるだろうか、と心躍らせるのは構わないが、その前にそれらのドキュメントに目を通して見てはいかがだろうか。 大概、後処理に記載されているんだけれども、先程紹介した資料は、プリントに使用できる多くの素材に対する素晴らしいインデックスになっている。
(つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。