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  • ahedgehogchase

Lesson 5. 3Dスキャニング & 3Dプリンティング §9. Voxelレベルの制御を行う比類なきマシン

インクジェット法

3D Systemsは ProJet を、Stratasysは PollyJet というテクノロジーを使っている。これらはいずれもインクジェットプリントの発展系だ。これらはバインダーじゃなくて樹脂をプリントする。

(図:Projet CJP 660Pro)

実際に時を巻き戻して、まさに初期のインクジェットプリンタをみてみよう。 何年も前にTektronix社は最初期のカラープリンタのひとつである Phaser を開発した。このプリンタは色のついたワックスを溶かして、インクジェットでプリントすることができた。そして、これはインクジェットプリントの家系の初代のものだった。 ProJetにしろ、PollyJetにしろ、これらのプリンタにはヘッドがある。インクジェットヘッドみたいなやつだ。でも、それらは微小なレジンの液滴を大量に輸送することができる。そして、それらを固めるんだ。 これらのプロセスは非常に高い解像度でプリントができる。これらは多くの異なった素材を扱うことができ、そして着色することもできる。voxelレベルの制御が可能になると言う点で、これは本当にオススメだ。つまり、個々の液滴を制御することができるわけだ。 連続したグラデーションで着色したものま作ることができるんたま。フルカラープリンタみたいにね。他に比類なき高解像度だ。 Ohad、何か言いたいことはあるかい? Ohad Meyuhas: いや、特にないっす。 そうか。まあ、このプリンタについて君たちが知りたいだろうことを言っておこう。 僕が今紹介したプリンタはFab Lab2つ分の値段に相当する!だいたい25万ドルくらいのプリンタなんだ。

Ohad Meyuhas: (笑) そして、ご存知の通り、Fab Labは100万ドルで設立できるから、今紹介したようなプリンタを買うお金があれば、Fab Labを2.5個設立することができる。DIYプロセスから遠く離れたものなんだ。

特別な部品作りに使うことのできる技術に、僕は制限を設けたい。僕たちが(この講座で)使うことのできる機器は複数の素材を扱うことはできるが、色を混合は出来ないものに限る。 Ohad Meyuhas: 色を混合できるタイプのものはピクセルの横にピクセルを配置するようなことができます。つまり、もし緑色に着色したければ、黄色のピクセルと青のピクセルを互いに隣同士に配置させることになります。そうやって緑色が得られるんです。 そして、これはユニットそのものの中で機能する全体的なシステムなようなものです

ああ。そのこのについてはもう一度立ち戻って話そうと思うよ。 これらのジェットプロセスは高解像度で非常に面白い特性を付与できる。そして、恐ろしく高価だ。

 

シート積層法

シート積層法 はシンプルなプロセスだ。だからと言って僕がこれをお勧めする訳ではない このプリンタでできることは、紙を使ってシートに色付けし、そして、シートを切断して固めるということだ。そうやって、フルカラーのモノを作ることができるんだ。 でも、このプロセスにおいては、不必要な部分を剥いでいく必要がある。そのため、その過程で取っ散らかる。そして、メカニカルな特性はお粗末なものだ。 そういう訳でお勧めはできない。

つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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