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Lesson 5. 3Dスキャニング & 3Dプリンティング §26.オバマ元大統領の魂を抜き取った男

美術品のスキャニング

受講者:僕はたった今あるEメールを受け取りました。そこには7軸の3Dスキャナみたいなもののことが書かれてました。なので、先生にもリンクを転送しときましたよ。また確認して見てください。今すぐじゃなくていいんです。来週とかにでもお願いしますね。 しかしね、彼らは実際にとっ散らかった本みたいなものをスキャンできるみたいですよ。信頼性が高いようでした。彼らは偉業を成し遂げてますよ。 このスキャナは主として、美術館なんかで3Dスキャンする時に使われています。僕が言いたいのは、国際的な芸術家の作品や素材がデータに落とし込まれるってことです。 そうかい。それに関連することだがOhad、君も同じようなリンクを送ってなかったかい? Ohad: ええ。 このグループは彫刻のスキャニングを行なっている。 Ohad: ええ、そうです。 彼が送ってくれたのは、 Cultlab 3D のWEBページへのリンクだ。 これは歴史の長い、ひとつの探索の道の中にいる。つまり、古代の遺物をスキャニングしているんだ。 これらのプロジェクトはみな面白いものだ。それらは相互に関連し合っている。君たちがこのようなプロジェクトに興味をお持ちなのであれば、オススメしたいものがある。 オバマ元大統領の魂を抜き取った男 それは、もう一度話を戻してほんの少し触れておきたいことがある。 これを見てほしい。 僕がお見せしようとしているのは、部屋のサイズのステージライティングに関するものだ。 ここでは、色々な方向から照明を照射することができる。どの方向からも写真を撮ることも可能だ。 そして、それをフル3Dモデルを再構築するのに使うことができるんだ。部屋のサイズでね。こういう技術はHollywoodの特殊効果で用いられている。

そして、僕が特に気に入っているのは、 Paulのサイト だ。ここでは、彼が書いた素晴らしい論文を読むことができる。これは、非常に高度な数学を駆使したものだ。 数学的な理論と光の散乱の幾何学についても、彼は偉大な業績を残した。その方法を作り上げただけではなく、大量に文書化しているんだ。だから、ステージライティングのための理論を応用して自分のステージを作ることだって可能なんだ。 そして、僕はこうやって積み上げられた彼の作品の大ファンなんだ。 多方面からの照明と、撮影を学ぶことがスキャニングを始めるためにベストな入り口だと僕は考えている。 彼は恐ろしいくらい精緻に人物の再構築をやってのけた。人物からデータを合成することで、彼は光のスケールを用いた実に面白いプロジェクトを行うに至った。 このプロジェクトで、 彼はオバマ大統領(当時)をスキャンした 。そして、それはなかなかセンシティブなものだった。なぜなら彼はオバマ大統領(当時)のデータを如何様にも合成することができるようになったからだ。 そして、彼はある意味においては、オバマ大統領(当時)の魂を抜き取ってそのデータをコントロールできるようになったとも言える。これは非常にセンシティブなプロジェクトだった。なぜなら、それは国家安全保障に関わる問題だったからだ。彼は合成したオバマに何でも言わせることが可能だったんだ。 よし、では楽しい時間の始まりだ。また次回お会いしよう。 繰り返すけれど、最初はデザインルールを確認して、モノをデザインしてほしい。そして、サブストラクティブな方法では作らないものをプリントしてくれたまえ。最後に異なる手法を用いた3Dスキャニングの実験に取り組んでほしい。 では次回お会いしよう。さらばだ。

講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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