エレクトロニクスデザインツール
123D Circuit
まずはAutodeskの 123D Circuit を紹介しよう。(訳註:2018年現在ではTinkerCADに統合されている)バーチャルブレッドボードとで言うべき、このエレクトロニクスデザインツールはまさに初心者向けのツールであり、僕は大きくて複雑なプロジェクトにこのツールを使うことはない。
しかし、これらはフレンドリーかつ簡単に使うことができるように設計されており、まず始めるのに良いツールだと思う。これはSketchUpやTinkerCADと同じような感じのスターティングツールで、あまり高度なデザインには向いていない。 CADを扱った講義でもそうだったが、僕は君たちには可能な限り多くのツールを試してほしいと心から思っている。 どのエレクトロニクスデザインツールを使うかを決めることはは、CADツールを選択することによく似ている。 皆が異なる嗜好を持っている。今回の課題を行うにあたって、僕は君たちに、できるだけ多くのツールを使ってもらって、どのツールが好みかを見て欲しいんだ。そして、そうする事で気がつくはずだ。それらのツール全てにラーニングカーブがあるってことに。そして、それは重要な事だ。 なぜなら、設計フローを体得するには訓練が必要だからだ。 それでは Eagle について説明しよう。 各々のツールを修得するためには非常に厳しい道のりが待っている。
(つづく)
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。