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Lesson 6. エレクトロニクスデザイン§15. Altiumー3DCADとエレクトロニクスツールの融合

エレクトロニクスデザインツール

Altium

さて、ここに面白くて新しいツールがあるよ、 Altium はハイエンドの商用ソフトウェアだ。買切りのソフトだ。

MITにある僕の研究室では、僕たちは要求の高いデザインを行うためにこのツールをよく使う。 このツールを用いれば、より複雑なシミュレーションを行うことができる。このツールの素晴らしい点の一つは、製作しようとしているモノのフル3Dモデリングができるってことだ。 そんな訳で、これは強力な商用ツールだ。でも、ふたつこのツールには興味深い点がある。

 

CircuitMaker ひとつは、Altiumはフリーバージョンの CircuitMaker をリリースしたってことだ。メイカーたちがデザインできるようにね。比較的最近に始まった本当に面白い取り組みだ。

 

PCB WorkはAltiumとSolidworksを融合させる そして、二つ目は本当に価値のあることだが、君たちは回路をデザインすることで、3次元のプロジェクトも手に入れられるってことだ。どういうことかと言うと、PCB Workを使えばSolidworksをAltiumと融合させることができる。 そして、今年(2016年)のSolidworks worldで、彼らはPCB WorkはSolidworksの一部になるということを発表した。そして、それは1ヶ月以内に利用できるようになる(当時)。そして、このことが意味するのは、ハイエンドPCBデザインツールが完全にCADツールに統合されるってことだ。 君たちは回路をデザインできるし、シミュレーションすることもできるし、プログラミングすることもできる。そして、今や君たちはPCB WorkをAltiumから独立したカタチで手に入れることができる。 フリートライアル版もあるけれども、来月からはこれはSolidworksの一部として機能するようになる。しかも、SolidworksはFab LabやFab Academyに対してライセンスを提供してくれている。 そして、このクラスでは遠くない将来にPCB Worksのライセンスも含まれるようになる。だから、これは本当に興味深いニュースだ。 受講者:Autodesk Fudion360とEagleも連携を始めていますよね。実際にトライアルバージョンもあります。僕の質問は、Fusion360とEagleが統合されたからといっても、何が嬉しいのかよく分からないってことです。 プロジェクト製作時に、エレクトロニクスデザインを行う必要があるよね。ステップのひとつは全てのコンポーネンツをフィットさせなければならないってことだ。ボードの上にコンポーネンツが搭載できるのかを確認しなきゃならない。しかし、その後は、プロジェクトのエレクトロニクスパーツを実際に作る必要がある。コネクタが必要になるし、ハウジングやそういったものを3次元のシステムに統合して組み込んで行かねばならない。 この一連の作業で重要な点は、このようなパッケージエレクトロニクスデザインを行うときに基板の3Dデザインと同時進行で行うことが可能だということだ。 受講者:なるほど。分かりました。ありがとうございます。 しかし、それは面白いね。僕はFusionとEagleの統合に関しては知らなかったよ。いずれにせよ。AktiumはSolidworksと融合する。当然の流れのように思えるけれどもね。

そういう訳で、Altiumは僕のお気に入りのツールだ。これは、かなり強力なツールだ。

つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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