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Lesson 7. コンピュータ制御のマシニング §2 Fab Labでよく使われるRolandとShop Bot

Roland では、マシンの紹介に移ろうとしよう。 多くのFab Labには小型の Roland 製の切削加工機があるだろう。

これと同じく、Rolandには中型と大型の加工機もラインナップされている。 そして、このモデルの兄貴分は、より大きなツールを使い、特別な軸も1つ備えている。そして、ツールチェンジャで自動的にツール交換を行うこともできる。そして、これが小型のRoland機と大型のマシンとの間にある大きな違いだ。

 

Shop Bot 今回、本当に馬車馬みたいに稼働しているのは、 Shop Bot だ。Shop BotはFab Labに近しい存在であり、多くのコラボレーションを行なっている。 Duke大学の神経科学者である、Ted Hallによって創始された。彼の脳味噌の中で、彼は機械を作っていた。そして、ついには機械を作ることにしたんだ。興味というよりかは、重要性という意味でね。彼は彼自身の仕事を作り出した。 しかし、その会社は利益を最大化するために存在している訳じゃない。これが存在する理由はアクセスと絶え間ないコストダウンへの試みを最大限行うことにある。 そして、彼らはデスクトップから、固定型、移動する台を持つタイプ、より大きな台を持つタイプ、そしてそして五軸の大型機までのマシンを備えている。 そして、Fab Labで馬車馬のように稼働しているのは、このフルサイズのものだ。 まあ、色んなサイズがあるんだけれども、スタンダードは4×7フィートで高さは1フィートのもので、これは単に2次元上で動くルータではない。これは、三軸全ての方向にで動く切削加工機なんだ。 これらは、高機能な100,000ドル以上する商用マシンに比べりゃ、かなりリーズナブルなお値段で、20,000ドルくらいだ。 そして、このツールを使えば、自転車や、家具といったものを作ることができるようになる。君たちの多くがこのツールを多用することになるだろう。

 

Hurco このマシンとの比較のために、このマシン( Hurco )を紹介しよう。これはMITの僕の研究室にあるものだ。これは大体100,000ドルで、ワークサイズはこれくらいの大きさしかない。 しかし、このマシンの特徴は、もしもマシンの背面を見てみると、鋳造された円柱状の部品があるのがわかる。この分厚い部品によってマシンは十分堅牢な構造になる。そして、このマシンは5軸加工機で、チタンやステンレス、スチールを加工するためのトルクを発生させることができる。Shop Botでは加工できないよう硬度の高い素材をマシニングする必要がある場合でも、切断することが可能になるんだ。 しかし、これらはShop Botに比べると非常に高価だ。硬度の高い素材を加工するための堅牢さを持ち、それに見合ったトルクでの加工が可能なんだ。

つづく

講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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