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Lesson 7. コンピュータ制御のマシニング §6. MDO そして、最安の木材OSB

マシニングに適した素材

MDO(中密度オーバーレイ) MDOはMDFの表面にベニヤ板を貼り合わしたもので、例えば、広告看板なんかはMDOを利用している。なぜならば、高強度に関わらず、なめらかな表面を得る事ができるからだ。

 

OSB(配向性ストランドボード) お次は、OSBだ。OSBは見た目は良くない。けれども、たったの10ドルで入手することができる。 これはソーセージ作りをするみたいに、木材から良質な材料を取り出したあとに、残りの屑を集めてきて、一緒に圧縮してしまうんだ。つまり、残り物をいっしょに固めた塊なんだ。 それ故に、OSBは容易に切削することができる。これは、高機能なベニヤ板には強度では同程度というわけにはいかないし、表面仕上げも酷いもんだ。粗い塊が集まって出来たものだからね。 それでも、僕たちは10ドルの低価格シートを得ることができる。これは、他の材料に比べたら、断然低コストだ。そして、OSBを切削し終わった後には、これをペイントすることもできるし、磨くともできる。そして、今のところ、OSBは最も安価な木材だ。まあまあ環境にも良い。マシニングするのも容易だ。仕上げは粗いが、磨いて塗装して仕上げることができる。 これは、いつだって良い取っ掛かりになる。少なくともデザインを検証するためにはね。高価な材料を使って製作する前に試してみるんだ。良質なベニヤ板を一枚買う値段で、OSBは5枚買うことができる。 だから、君たちの多くは、今回の課題をこなす為に、OSBを使うことになるだろう。これは、最も素晴らしい木材とは、ちょっと言えないが、安価で使いやすい。

つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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