CAMツール そして、ツールパスを確認するために、Shop BotにはCAD(ShopBot VCarvePro)が付属している。これは、すごく気の利いたツールで、非常にパワフルでもある。 FeatureCAMは商用のCAMツール。 僕たちはMastercamをよく使うが、これも商用ツールだ。 その他に、HSMWorksは、SolidWorksにほとんど統合されていると言ってもいいくらい親和性のあるツールだ。SolidWorksユーザーにはオススメだね。 Omax Layoutはウォータージェット用だ。
Fab Modules そして、FabModulesはShopBotの画像ファイルを生成したりファイルをデコードしたりすることができる。 ●Fab Moduleの設定(デモンストレーション) 今お見せしているビデオでは、fabmodules.orgで2Dと2.5Dのツールパスの例を示している。Fab ModuleはPNGやSVGを読み込むことができる。そして、ここではぼくはPNGを読み込んでいる。 僕はShop Botでこんな形状(宇宙人の顔)作ろうと思っている。 始めるにあたり、初期値がいくつかある。それを設定した後に、ツールパスを計算することができるようになる。 そして、これがツールパスだ。 複数のステップが、作成されているのが分かるだろう。 そして、もしもスクリーン上の設定項目を見てみると、速度設定があるね。 下に目をやると、引き込む時の高さや回転速度の項目がある。 そして、設定項目だは、ツールパス設定の中に装置設定がある。 ステップごとの切削の深さの設定項目もある。 ステップごとに材料の厚みは、エンドミルの直径で貫通できるのが目安だ。 オフセット距離だが、オフセット値は、ここでは1に設定しているが、ツールパスの計算によっていくつかの設定項目がある。 ひとつは、どれだけ形状に倣って近づけるか。ひとつは、切断強度。そして、残りの2つは、内側から外側に向かって加工するのか外側から内側に向かって加工するのかという設定項目だ。そして、これは境界線と関係がある。 君が内側から外側に向かって加工したいとしよう。この時、2つの設定項目がある。それはによってソーティングをコントロールすることが可能になる。同様に、この項目によりツールパスをマージする設定こともできる。 たった今スクリーンに映っているツールパスを見てほしい。 これは宇宙人の目の1つを加工して、連続的に次の目の部分に移動する。次の赤で示された線へ、エンドミルを持ち上げて移動するんだ。つまり、このプログラムはこれらが連続の動作だということを理解している。 だから、僕らがいちいちツールを手動で持ち上げて、次の加工箇所まで持っていくという操作は必要ではない。 そして、見ればお分かりだろうが、このファイルでは外側の加工に移る前に、まず内側の加工から行うようになっている。 もし外側から始めた場合、材料の固定が外れて動いてしまう。 そして、これらがソートする際に制御可能な全ての設定画面だ。 (つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。