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Lesson 7. コンピュータ制御のマシニング§27. 接合

接合 それから、君たちの中には接合部を溶接しようと思っているひともいるんじゃないかな。 アーク溶接やスポット溶接は板金を接合するのに用いられる。非常に面白い溶接方法は摩擦攪拌接合だ。これは、ある物体をものすごく早く回転させて、くっつけるんだ。 そして、樹脂部品手間これらの接合を行うには、音波のエネルギーを用いる方法がある。この方法では樹脂の部品を一緒に加熱してしまうんだ。君たちの中にはこういう設備を持っている人達もいるだろう。これらは、今カバーする必要はないと思うけれどもね。 受講者: もしくは、攪拌して接合する方法もありますよね。

ああ、それは摩擦攪拌接合と同じやり方だよ。 今回の課題 さて、今回の課題は、何か大きなものを作ってみよう、ってことだ。 君たちは、Labにある大きいベニヤ板を使うことができる。彼らは材料をストックしているからね。 射出成形や鋳造のために型を作るときには、ラフカットと仕上げ加工の両方を行う必要がある。でも、今回は2次元的な加工が出来れば良い。Z軸方向は切り取ってしまって良いよ。 今回の目標は、これらのプロセスから、大きなものを作る術を学ぶことだ。 僕が思うに、大きいものを作る上で最良の方法ひとつは大きな机を用いて行うことだ。

●Sam Calischの例

僕が今、お見せしているのは、現在(2016年)僕の研究室にいる Sam Calisch の例だ。 彼がこの課題に取り組んだ際に、彼が作ったものを紹介しよう。彼はこのカヤックのフレームを作ったんだ。 そしてコンポジットの回を終えた後に、彼はカヤックの帆を作った。 彼は数週間かけてこれを作り上げた。つまり、大型マシニングの後に、中身を作っていったんだ。 このページの下の方を見てみると、彼が最終的に作り上げたものが見られるよ。 そして、これは君たちが成し遂げられるであろうことの素晴らしい例だ。 これらのツールを使えば、家具でも、ボートでも、自転車でも何でも作れる。これらのツールの使い方を一度覚えてしまえれば、そういうことができる。

 

●課題は大変だけれども楽しもう

そういうわけで、君たちはマシニングを行うのに多くの時間を過ごすことになるだろう。かなり迅速にデザインを仕上げて、Labで作業を始めなくちゃならない。でも、これは本当に楽しいプロジェクトになるだろう。 多くの色んな方向から、作業を進めていく機会がある。 今回の課題は作業量も多いが、楽しいものだ。次のレビューまでには、君たちのWEBサイトに写真をアップしておいてくれたまえ。リマインダーとして、もう一度言うけれども、ドキュメントは君の作品を時系列でまとめて欲しい。 そうやって君たちが作ったものをアップロードすれば、次回のレビューの時間は、みんなに見せるのが本当に楽しみな写真でいっぱいになるんじゃないかな。 では、楽しいマシニングの時間を過ごしてくれたまえ。また次回お会いしよう。 Lesson 8 につづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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