AVRに焦点を当てる理由 AVRに焦点を当てる理由は、これが、本当に素晴らしいツールチェインを備えているからだ。だから、Arduinoの項目でも振り返って説明しようと思う。 5つの異なる観点から実際に見てみよう。 それは、①ボードの入手性、②開発環境、③ライブラリ、④プロセッサ、⑤ツールチェインのアーキテクチャだ。 Arduinoは一般的にAVRを用いている。つまり、AVRがArduinoのプロセッサなんだ。
ツールチェイン そして僕たちがAVRに焦点を当てている最初の理由は、これらがゼロからデザインされたモダンコンパイラだからというものだ。僕たちは、プログラムをコンパイルしてAVRを実行するためにGCCツールチェインを用いることになる。この事については後ほどもう少し話しておこう。これは、非常にパワフルなモダンコンパイラだ。 そして、プロセッサはモダンコンパイラツールを用いるようにデザインされている。だから、各々の命令が1サイクルにきっちり合う。そして、それはそれをコンパイルするようにデザインされている。 そういう訳で、AVRを用いる大きな理由のひとつは、これが開発ツールチェインになっているからだ。Arduinoを用いる際に、他の人たちには見えないところだが、君たちはこのコンパイラを使う事になる。
AVRの多様性 加えて、AVRはこれらのパッケージの全種類の中に搭載されている。標準化されたものは、ご存知の通り、特定のプロセッサを備えている。 例えばこれは最小のAVRだ。米粒のような大きさだ。 これは6ピンのATtinyだ。おっと、僕がお見せしていたのは、8ピンバージョンだったね。 君たちは頻繁に14ピンのものを使う事になるだろう。これは、従来のArduinoでよく使われるものだ。 そして、これは新しい世代のものだ。それは、よりハイパフォーマンスを必要とするアプリケーションに対して、それを満たす機能を有している。 そして、君たちがArduinoに関しててこんなモノを目にしたことのあるであろう。それは、はるかに小さなボードや、はるかに大きなボードだ。 それらは、同じ命令を実行することができる。 しかし、周辺機器やパッケージのバリエーションに違いがあり、幅広い種類のものがある。君たちはプロジェクトに合致するものを選択することができる。 ファミリの多様性と周辺機器とツールチェインが、僕たちがAVRを用いる理由だ。
(つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。