XMEGA
XMEGAはAVRだ。しかし、これは比較的新しいファミリだ。このページは、XMEGAの特徴について書かれたページだ。 XMEGAファミリを用いると、クロック数を格段に早くして用いることができる。そして、これらはよりハイパフォーマンスを発揮する周辺機器を搭載している。 これらは、初心者の場合や、小さなプロセッサを必要とするときには必要のないものだ。しかし、これらは非常に良い選択肢だ。
もしも、君たちが早く作動させたいと思った時、素晴らしい点は、これはAVRインストラクションセットであり、単サイクルインストラクションであることだ。 全ては1つのサイクルで起こるが、ハイパフォーマンスを発揮しながら起こる。そして、もう1つ挙げるならば、このプロセッサはオーバークロックできるようにデザインされていると言ってもいい。これらをかなり高速で作動させることができる。例えば、僕はこれらを48MHzで動かす。ただし、これらのプロセッサを動かすにあたって、注意事項がある。
●最新版のツールチェインを使おう 以前にこのプロセッサを使ったことがなくて、今からXMEGAを使おうとしていると仮定しよう。ここにXMEGAを搭載した基板がある。これはArduinoの類のように見えるけれども、この基板にはXMEGAがコンポーネントとして搭載されている。 再度言っておくけれども、この種の半田は、一度に導線を半田付けすることができる。と言うよりも、全ての導通部を一度に半田付けすることができる。そして、失敗したとしても、半田を取り除くこともできる。これは便利な裏ワザだ。 さて、ここにC言語で書かれたプログラムがある。リンクを示しておこう。そして、ここに通信を行う部分がある。他のプログラムにも似たようなところがあるけれども、XMEGAファミリには微妙な違いがある。 この基板を使うと仮定して例を示そう。 もしも、Linuxを使っているのであれば、最新版のGCC AVRが必要だ。そして、このXMEGAサポート用のパッケージを使う。 もしも、OS Xを使っているのであれば、CrossPackがXMEGAをサポートしている。
Atmel社自体はLinuxとWindows用のツールチェインを用意している。そして、XMEGAのサポートを得るためには、君たちは最新版のツールチェインを用いる必要がある。 スペックを見てみると、次のことが分かる。AD変換、DA変換はより高速で、クロックも高速に作動するし、これらを低電圧で用いることができる。
●XMEGAで飛躍せよ これはより新しいFabプロセスだ。だから、XMEGAから始めることはないだろうけれども、次のステップとしては素晴らしいものだ。 それでも物足りないくらいに君たちが成長したならば、さらなるパフォーマンスを発揮するAVR必要とするだろう。 だから、僕は最近では(2016年時点だけれども)さらなるパフォーマンスを必要とする多くのプロジェクトでこれらのプロセッサを用いている。 これがXMEGAだ。 (つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。