top of page
  • ahedgehogchase

「自動化ツールの仮装装置制御のためのGestaltフレームワーク」を読む §1. 概論

参った 正直に話そう。僕は参っていた。何に参っていたかというと、Gestaltについてよく分かっていないのにも関わらず、Nadya Peek氏の説明を頑張って訳そうとしていたことにだ。正直、何を言っているのか分からない。 海外に留学している人達ってのは、すごいもんだなあ。そう、改めて感じた。ホントに全然分からない。僕の英語力の問題だけではないだろう。彼女が喋っている内容自体が、日本語でも分かるかどうかも怪しい。 だから、僕は決意した。原典に当たろう、と。 Ilan Moyerが作り上げたGestaltについて、もっと理解したい。 そうすれば、Nadya Peekの言っている事も訳すことができるようになるかもしれない。 (以下引用) 概論 近年、コンピュータ支援設計(CAD)の利用することは簡単になり、ありふれた存在となった。オープンソースの設計ソフトやウェブベースでモデリングするツールが開発されたことがこのような状況を生み出した一因となっている。その結果、多くの個人が、コンピュータをベースとしたデザインを物理的なオブジェクトに自動的にレンダリングすることができるデジタル製作ツールへにアクセスすることを熱望している。 それに応じて、機能の制限はあるものの、メーカーは、3Dプリンタやデスクトップフライス盤を含む、自動化された個人用の製造ツールの低価格版を製造し始めた。同時に、個人や組織のグループが、産業用機械を取得するために資源をプールすることができるコミュニティワークショップを設立している。 これらのアプローチは両方とも、デジタルファブリケーション機能を一般集団に浸透させることに成功している。 しかし、現在、消費者中心のものと言えるような製品はまだなく、コミュニティワークショップが購入する需要があるような産業用ツールは数少ない。さらに、デジタル設計が、より多くの、より多様なユーザーの間で新しい用途を発見するにつれて、まだ存在しない自動製造ツールに対する新しいニーズが生じる可能性が高い。 Gestaltは、個人が新しい自動化ツールを作成する能力を強化し、手で作成するのが面倒で不可能なオブジェクトを作成する能力を自己拡張することを目的とした、アクセス可能で柔軟な制御フレームワークだ。この取り組みは、個人が自動化された個人的な製作ツールのためのコントローラと豊富なユーザーインターフェースを迅速に構築するのを可能にするだろう。 ここで採用されているのは、物理マシンを制御するソフトウェアベースの仮想マシンによるアプローチだ。これにより、従来のコントローラアーキテクチャで可能であった方法よりも、コントローラ実装のモジュール性を高め、ツールとユーザアプリケーションをより緊密に統合できる。ここで提案されたシステムの基礎は、モジュール式ハードウェアコンポーネントと通信するためのAPIを構築するための手段、およびこれらのコンポーネントの機能を(ハードウェアではなく)仮想マシンレベルで組み合わせてより高いレベルの機能をもたらす方法を提供するということだ。 この研究で開発されたPythonライブラリは、USBなどの一般的に利用可能なインタフェースを介して多種多様なツールを表現および制御することができるクロスプラットフォーム仮想マシンの迅速な構築を可能にします。さらに、マッチングCライブラリは、仮想マシンと通信できるカスタムモジュラーハードウェア要素を構築するためのマイクロコントローラファームウェアの開発を支援する。また、Gestaltの枠組みを用いて制御された一連の独特な製造ツールがケーススタディとして提示されており、それは我々のアプローチの成功と限界の両方を明らかにする。 (論文監修者:David R. Wallace教授) (引用終わり) ここまでは、Garshenfeld教授が説明していた概要と概ね一致するだろう。Gestaltはあらゆる装置を仮想マシンで制御するためのソフトウェアなとだ。 概念は、分かる。問題は、その詳細だ。その詳細を理解しようとする取り組みの中で、またしても、僕が匙を投げそうになったら、励ましてください。 つづく 引用:自動化ツールの仮装装置制御のためのゲジュタルトフレームワーク(Ilan Moyer)

目次はこちらから→【和訳版】FabAcademy 2016

閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Lesson 13. 出力デバイス §4. LEDマトリックス

●LEDマトリックス 次に紹介するのはLEDマトリックスだ。 動作しているのを見てみると、ディスプレイの一部分が表示されているのが見えるだろ? 僕はディスプレイの一部分を用いてラスタリング(画像を色のついた格子状のドットで表現すること)を行なっているんだ。 ●Charlieplexing これは便利な技で、Charlieplexingと呼ばれる。 このLEDは大量購入すると6セント

Lesson 13. 出力デバイス §3. 調光LED

●調光LED さあ、ここから僕は多くのデバイスを紹介していこう。 最初に紹介するのは、色調を変化させることのできるLEDだ。色を周期的に変えることができるんだ。 これが、その部品だ。 この部品には赤と緑の、青のLEDが1つのパッケージに含まれている。大量購入すれば、40セントで買うことができる。これらはスタジアムとかにある巨大なディスプレイに用いられていて、これがスタジアムでは1ピク

Lesson 13. 出力デバイス §2. 電源

●電源 今回の課題のゴールはたくさんのバッテリーを使うことじゃない。モバイルにしなくちゃならない場合を除いてバッテリーを使うのはお勧めしない。一般的には各Labは各種電源を取り揃えているはずだ。 今から紹介するベンダーMARLIN P. JONES & ASSOC. INC.は数多くのベンチサプライ(電源)を取り扱っている。 きっと諸君はこれらの各種電源をプロジェクトに用いることになるだ

bottom of page