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「自動化ツールの仮装装置制御のためのGestaltフレームワーク」を読む §4. プログラムとしてのデザイン

デザインとはプログラミングである

Ilan Moyerは、デザイン(それは設計を含む)に対して、独特な思想を持っている。それは、「設計やデザインというものは一種のプログラミングだ」というものだ。普通はそんなことは考えないだろう。でも、その考え方があったからこそ、Gestaltという仮想マシンによる制御方法を作り上げることができたのだと思う。 (以下引用) 背景 プログラミングとしてのデザイン 私たちが物理的なものをデザインするとき、私たちはある意味でプログラミングの問題であり、デザインされたオブジェクトの形式と素材でそれらが周囲の世界とどのように相互作用するかについての指示をエンコードする。これらの「プログラム」はしばしば一連のカム、ギア、そして車の中のシャフトのように手続き的で、それぞれの要素はエンジンから車輪までの経路に沿って意図的にエネルギーを連続的に変換する。

他の例を示すと、橋のすべての支柱が川を横断するときに車の重量を支えるために協調して働くように、「プログラム」は並行して実行される。

シリコンウェハ上のトランジスタの精密なパターニングは、マイクロプロセッサ内での電子の流れを調整するために電気エンジニアによって書かれた高度に並行した「プログラム」である。

デザイナーが作成する「プログラム」は、機能的ではなく美的に世界に影響を与えることを目的としている。花瓶の形、色、質感は、それを見る人に感情的な反応を引き出すために選択される。 デザインの行為がプログラミングの行為であるならば、形状と材料はデザイナーが彼らのコードを書く言語を構成するものに相当する。スチールロッドをらせん状にねじると、力を入力とし、たわみを出力とする基本的な機械的機能であるスプリングが得られる。バネのらせん形は、それが作られる材料の固有の特性と相まって、その設計者がバネに特定の意図的な振る舞いを与えるために用いる形状なのだ。 つづく 引用:自動化ツールの仮装装置制御のためのゲジュタルトフレームワーク(Ilan Moyer)

目次はこちらから→【和訳版】FabAcademy 2016

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