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「自動化ツールの仮装装置制御のためのGestaltフレームワーク」を読む §9. 制約ベースのモデリング

CADの黎明期から引き継がれた概念

パラメトリック設計の重要性はFabAcademyの中でもGershebfeld教授は何度も強調していた。実はこのパラメトリック設計、すでにCADの黎明期にすでに実装されていたようだ。Ivan Sutherlandが1963年に開発したSketchPadというツールはすでに「オブジェクト」や「インスタンス」というような現在でも使用される概念を採用していたという。今から56年も前にこのようなことを考えていた人物がいたということは驚きだ。 制約ベースのモデリング (以下引用) コンピュータ支援設計ツールが計算機として機能するようにする方法はいくつかある。 1つ目の方法、つまり制約ベースのモデリングは、CADの起源に遡る。 1963年にIvan Sutherlandは、SketchPadと呼ばれる世界初のコンピュータ支援設計ツールに関する彼の研究を発表した(Sutherland、1964)。 Sutherlandの研究の主な成果の1つは、彼が「制約能力」と呼んだもので、これにより、設計者は単にその幾何学的な結果ではなく自分の意図をコンピュータに伝えることができるようになった。 Sutherlandは、博士論文の序章でSketchPadの拘束機能の例を紹介している。ここでは、ユーザーは最初に不規則な六角形を描き、次にすべての辺が等しくなるように、各頂点を円周上に配置する。 制約ベースのモデリングは、設計者がどのジョイント位置とリンクジオメトリによってリンケージが一連の点を通過する原因となるかなどの幾何学的問題の幾何学的解を求めるのに役立つ。限られた一連の動作、特に部品を合わせるには、制約ベースのモデリングが非常に便利だ。しかし、この手法は素材に依存しないため、素材に依存する動作をオブジェクトにプログラミングする際にその有用性が排除されてしまう。 つづく 引用:自動化ツールの仮装装置制御のためのゲジュタルトフレームワーク(Ilan Moyer)

目次はこちらから→【和訳版】FabAcademy 2016

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