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Lesson. 12 型を用いた成形工法 §11. 課題の進め方

●課題の進め方 よし、話を元に戻そうか。 今回の課題では諸君に型をデザインして欲しいのだけれども、もしもこの工程を行なったことがなければきっと混乱することになるだろう。 まず、雄型から雌型を作るところから始めよう。そして、型の面はどうしようか?どうやって勘合させようか?そんな事を考えなくちゃならない。 きっと何回か作業をやるまでは混乱してしまうだろう。そして、多くの人たちが全てのステップを終えて、ついに気がつくんだ。その型の設計は使い物にならないってことにね。まあつまり、これは初心者にとって複雑なプロセスだってことだ。 しかし、これこそが諸君にに経験してもらいたいことなんだ。CAMを駆使して三軸マシニングでラフカット、仕上げカットを行ってほしい。 一面の型を作ることもできるし、二面の型はより好ましい。もっと良いのは複数部品からなる型だ。 そして、OOMOO、ハイドロストーン、ドライストーンを用いて部品を成形するところから始めてほしい。これらの材料は安価だし、環境負荷も少ない。毒性もない。容易に用いることができる材料だ。ここからできる事を広げていってほしい。食べても安全な材料をを試してみることもできるし、大型の成形に挑戦することもできる。金属の鋳造に手を出すこともあるだろう。各々のFab Labはこの例を持っているはずだ。それを見せて貰えば良い。台所の化学に興じるも良し。 ということで、OOMOO、ドライストーン、ハイドロストーンでの作業を一度行なった後は、色んな材料にトライしてみてほしい。 つづく 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。

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Lesson 13. 出力デバイス §4. LEDマトリックス

●LEDマトリックス 次に紹介するのはLEDマトリックスだ。 動作しているのを見てみると、ディスプレイの一部分が表示されているのが見えるだろ? 僕はディスプレイの一部分を用いてラスタリング(画像を色のついた格子状のドットで表現すること)を行なっているんだ。 ●Charlieplexing これは便利な技で、Charlieplexingと呼ばれる。 このLEDは大量購入すると6セント

Lesson 13. 出力デバイス §3. 調光LED

●調光LED さあ、ここから僕は多くのデバイスを紹介していこう。 最初に紹介するのは、色調を変化させることのできるLEDだ。色を周期的に変えることができるんだ。 これが、その部品だ。 この部品には赤と緑の、青のLEDが1つのパッケージに含まれている。大量購入すれば、40セントで買うことができる。これらはスタジアムとかにある巨大なディスプレイに用いられていて、これがスタジアムでは1ピク

Lesson 13. 出力デバイス §2. 電源

●電源 今回の課題のゴールはたくさんのバッテリーを使うことじゃない。モバイルにしなくちゃならない場合を除いてバッテリーを使うのはお勧めしない。一般的には各Labは各種電源を取り揃えているはずだ。 今から紹介するベンダーMARLIN P. JONES & ASSOC. INC.は数多くのベンチサプライ(電源)を取り扱っている。 きっと諸君はこれらの各種電源をプロジェクトに用いることになるだ

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